FC2ブログ

第75話 里親を決心したのに・・・

2011年11月03日 16:35

がっかり・・・それはないよ・・・という出来事が最近あった。すっかり振り回され、私は疲れ果てた。 話はこうだ。前話の締めくくりで記したように私は新しい子の選定に入った。犬の里親(犬の飼い主)になるという事は、自由の拘束と少なくないコストを覚悟しなくてはならないが、自分の心と体の健康への好影響を天秤にかければ、充分それを補えると考えた(これは一見利己的な考え方だが、ペットを飼うか飼わないか冷静に判断する際の重要な要素となる)。そんな時私は、あるサイトで、保健所送りにされた可哀想なドーベルマンの子犬を発見した。しかも私の自宅の近所(名古屋)だ。日付けを見ると既に二週間ほど経っている。獰猛なイメージの犬種のせいか貰い手がなかなか現れないようだ。一時預かりのボランティアの限界日数に近いかもしれない。「貰い手無し」とセンターに送り返されれば、その命は風前の灯。どんな状態の子か分からないが、私はとりあえずメールを送ってみた。すると、5分も経たないうちに電話が掛かってきた。


電話をかけてきた人(女性)は、その犬を一時的に預かっているボランティアの人で、警察犬協会に加盟していてシェパードを飼っているという。家には一時預かりの犬を含めて現在12頭も居り、またこの犬(オス)は、かなり凶暴で、家のシェパードや、その訓練を行っている旦那にも食って掛かってくるほどなので、ゲージにしまいっぱなしになっているので至急引き取って欲しいと言ってきた(あらかじめメールで現在ほかにペットが居ないこと、庭付き一軒家でドーベルマンの飼育経験が昨年まで計20年近くある事は伝えてある)。それならばと、私は至急そちらに向かう事にし、現在長野県の別荘に滞在している事情を説明し、数日の猶予を頂いた上で向こうが指定した11月1日に伺う事を約束した。


これが実は私には大変な事だった。たまたまご近所のペンションのオーナーさんたちとパーティーをする約束があり、その他にも色々楽しみな予定が出来たので、実は11月中旬頃まで滞在する予定だったのだが、これでびっしり詰まれたスケジュールが全て狂った。「これもあの可哀想なドベちゃんの為だ」と私は歯を食いしばり、「色々楽しみな予定」をばっさり切り捨て、急遽大掃除に取り掛かり、あれやらこれやら散々ドタバタした挙句、なんとか無事10月31日に帰ってきた。そして約束どおりその日の夕方電話を入れた。すると、なぜか電話に出ない。 ??? ・・・ どういうこと?

・・・

話を少し戻す。ご近所のペンションのオーナーさん達は、皆何十年も犬を飼ってきたベテランだ。犬に対する造詣が深い。そこでこの「可哀想なドベちゃん」を飼うべきか、皆さんとおおいに議論になった。あの女性の話に寄れば、①性格が非常にきつい ②耳に異常がある(断耳直後に捨てられたせい?) ③爪に問題あり ④ゲージにしまわれっぱなしのせいで床擦れがある、という事だったので、①治療費のせいで、購入するより高くなる可能性が高い ②(生後4ヶ月と表記されているが写真ではかなり大きいので)小さい時の可愛らしさを楽しめない ③既にかなり荒い性格になっているようなので調教が難しい ④オスよりメスを好む私に性格が合わない可能性がある、等々、私がその子を引き取る事に皆さんから大いに懸念が示された。そう指摘され私も冷静に考えてみると、やっぱり普通に可愛い女の子を購入した方が良いのかな、という気持ちになってきた。ドーベルに詳しいドイツの「友人」にも相談してみたが、彼女の意見も同じだった。 ・・・ チビッ子(2代目チューちゃん)の絵を見ながら、私は何日も悩み続けた。


そんなある日、いつもの散歩コースで雄大な八ヶ岳を眺めていると、偶然にも昔仲良しだった近所のペンションの奥さんと会った。計算上おそらく御年90歳ぐらいの方だ。今は引退して麓で暮らしている。この方も犬にはかなり詳しい。私は早速この大御所に相談してみた。大御所様のご意見は明快だった。「その子を助けてあげなさい」と。そのお言葉を聴いて、さっと靄が取れ、すっきり心が晴れ渡った。これで私の気持ちは決まった。某繁殖所で最近生まれた女の子に、実は予約の予約を入れていたが早速チャンセル。チビッ子の絵に向かって、「チューちゃん、パパやっぱり可哀想な子を助けに行くよ」と告げた。あの絵は微笑みの絵だが、さらにチビッ子が微笑んだような気がした。さあ、男の子を貰いに行くぞ!えいえいおー!


という経過で名古屋に戻ってきたわけだが、なぜか電話に出ない。やっと電話がつながったと思ったら、前回と違って態度が妙によそよそしく変だ。自分で日にちを指定しておきながら、その日は困る都合が悪いと言う。そして、耳を疑うような事を私は言われた。「やっぱりドーベルマンという特殊な(危険な)犬種ですので、うちも警察犬協会に入っているので、ヘタな事は出来ないんですよ。変な人にあげたら、何を言われるか分かったものじゃないですから」 ・・・ ??? 私は変な人ですか?危険人物ですか? そもそもドーベルは、特殊でも危険でもないですよ、闘犬と勘違いしていませんか? そんな事も知らないで、あなた本当に犬の専門家ですか?・・・などと考えながら、私は忍耐強く彼女の話を聞き続けた。


ようするに話はこうだ。彼女のお友達か身内か何か知らないが、あのドーベルを欲しいという人が現れたようなのだ。だから諦めさせようと私にあのような話をしたのだろう。 ・・・ 見ず知らずの女性から、「タダで高価なドーベルマンをゲットする事なんて諦めて~」と乞食扱いされた事に怒り心頭?  いえいえ、けっしてそんな事はございません。私はむしろ、そこまでして欲しいという人が現れて、「可哀想なドベ君、良かったね、幸せになれよ!」と心底うれしかった。もしかしたら保健所に捨てた飼い主が、改心して引き取りにきたのかな?いや、それはさすがに無いか。ペット禁止のマンションだったので、大家に「出て行くか捨ててくるかどっちかにしろ」と言われ、保健所に行った人だそうだから。


それにしても、せめてひとこと連絡をくれればいいのに。あまりにも、あまりにも無責任ではありませんか? こっちはご近所中、いや「ドイツの友人」まで巻き込んで、国際的な大論争になっていたのに(苦笑)。 ・・・ やれやれ、とんだドタバタ劇だった。この事件の後遺症か、もうボランティアの人が信用できなくなってしまった。 里親など、二度とごめんだ。俺はもう亡くなったチューちゃんだけでいい・・・

CIMG7360.jpg
やさしい微笑で慰めてくれるチビッ子の絵

IMAG0220.jpg
山はすっかり冬。ところが名古屋は夏日だった!(汗)





コメント

  1. ren | URL | H3.T54zY

    何ですかそれは!
    人をバカにした話ですね。
    きちんとしたボランティアさんもいるのにそういう話を聞くと
    憤りも感じますが悲しくなってきます。
    何より犬の幸せを一番に考えているのか疑問に思います。

  2. イシュのパパ | URL | -

    Re:

    renちゃんのママさん こんにちは。コメントありがとうございます。ホントそうですよね。何日も悩みぬいた末に里親を決意したのに・・・。まあ相手は、無料奉仕で頑張っていらっしゃる尊いボランティア様でしょうから、私のような者のことなど、うっかり忘れていたのでしょう。ビーデルちゃん元気になって良かったですね。あのエリザベスカラー、良さそうですね。ひろしま~事件、びっくりです。へたにボランティアに寄付は出来ないな、と思いました。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://doberman05.blog100.fc2.com/tb.php/88-71721e16
この記事へのトラックバック