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第4話 純血種

2011年01月25日 02:48

前回で少し言い過ぎたのかもしれない。あの美人ペット屋さんには、何の責任も無い。彼女を怨むのは筋違いだ。悪いのは安易な交配をしたブリーダーだろう。いや違う。彼らも需要に応えただけだ。本当に悪いのは、「純血種」を求める客の側だ。人間に置き換えればそれがいかに不気味な生物か分かるはずだが、純血種を求める、すなわち、安易な近親交配を続ける風潮は、一向に収まらない。


英国公共放送BBCで何年か前に、それを強く警告するドキュメンタリー番組を見たが、警告されていた症状が、いざ自分の子の身に降りかかると、あまりの不憫さに、泣けてきた。おいおい写真をアップするつもりだが、痛々しくて、見るに耐えない姿に変貌していく。


なぜあの子が、人間が犯した罪を背負わなければならないのか。その理不尽さに私は苦しんだ。そして、次々に巨大化していく腫瘍に押しつぶされそうになっていた彼女(チューちゃん)に、ひたすら詫びた。そこには、ネットで適当に業者を選ぶ安易さで、雑種ではなく純血種ドーベルマンを選んだ自分がいた。


科学的な公式に沿って交配すれば、遺伝リスクは雑種とさほど変わらないほどまでに改善されるそうだが、はたしてどれほどの業者が、科学的知識を修得して、手間とコストと惜しまず正しく交配しているだろうか。先のBBC放送に寄れば、世界で最も先進的な英国ですら、合格点が与えられる業者は限られるという。チューちゃんのような悲劇を生まないために、購入する側の意識が高まることをひたすら願う。


信頼できるブリーダーを選ぶ。これにつきると思う。自分はいい加減な業者です、などと言う業者はいない。たいてい自分こそ最高の業者と宣伝するだろう。業者を選ぶのはメンドクサイから私のように運に任せる? 単純に安い業者を選ぶ? 次々に病気が発生すれば、へたをすると百万円ぐらいかかる。お金だけでなく、辛く悲しい思いも、おまけに付いてくる。面倒でも業者を選ぼう。それが飼い主の幸せへの道だし、業界全体のレベルアップにもつながると思う。

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それにしても小さい。いったい生後何日なのか? 親から引き離すのが早すぎるのでは?


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手のひらに乗るドーベルマン! んなアホな。




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