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第51話 可愛いから許す!

2011年05月26日 21:30

ワンコを飼うとき人は夢を見る。そして現実に直面し、悩んだり、怒ったりする。先日のペットショップの店員さん(20代前半ぐらいで、専門の教育を受け、いくつかの資格も持つという女性)は、自信に満ちたプロだったが、前話のミニチュアダックスの無駄吼えには、手を焼いていた。よほど頭にきたのか、ガーンと乱暴に鼻をつまみ、ググっと左右に振り、にらみつけ、「イケナイ!」と強い口調で叱っていた。


彼女は本当に調教の訓練を受けたのだろうか? あるいはスクールでそう習ったのか? 

あれではダメだろう。 私ならこうする。


その前に、この時のワンちゃんの心を読んでみよう。利発なこの子は、「お客さんが来たよー」と彼女に知らせたのだろう。そして初めて見る怪しいおっさんに、警戒警報を発した。つまりいずれも店員さんの為にしたことだ。にもかかわらず彼女から、ガーン!と制裁を加えられ、「そんな・・」と、悲しそうな表情をしたのを、私は至近距離でこの目で見た。


百歩譲ってもし制裁を加えるのなら、人間不信を招きかねない店員さんからの制裁ではなく、神の制裁でなくてはならない。例えば手に隠し持っているリモコンで、録音しておいた犬が苦手な音を大音量で出すとか、犬から見えない、気が付かれない位置にいる人にそういう音を出してもらう、例えば空き缶を床に落とすとか。あるいは犬懲罰用スプレーを、さりげなく軽く撒くとか、「無駄吠えをすると神様の罰が当たるの?」と思わせるような、そういう工夫が必要だろう。



で、私ならこうする。慌てず騒がず「そうかそうか」とりあえず落ち着かせ、抱き上げ、後ろから両肩をつかみマウンティングのポーズを取って、ワンコを守るように覆いかぶさり、優しく「クワイエット(静かに)」のコマンドを発し、吼えるのを止めさす。必要なら、ご褒美のおやつを用意し、鼻先に持つ。吼えるのを止めたら、「グ~。いい子だ、いい子だ」と褒め、おやつをあげる。ついでに、優しく声をかけながら、自分のあごで、ワンコの目と鼻の間をマッサージするのも良い。マウンティングのポーズは、「私がお前の主人だ、お前は私のものだ、お前は私が守ってやる」と、群れ動物であるワンコに、リーダーの存在を知らせ、安心感を持たすことが目的だ。「ワタチが頑張らなくてもいいんだ。うん、パパ(ママ)に任した!」とするのが無駄吠え防止法の正解だろう。



大きな、30kgを超えるイシュも、しょっちゅうこんな調子で私に守られていた。甘えん坊だ。 第25話第49話でお話したように、何かと怯えるワンコだったので、怯えるこの子に私が覆いかぶさり、「大丈夫だよ~チューちゃん。パパにド~~ンと任せなさい♪」と、子守唄を歌うように、優しく耳元でつぶやいた。怖くてウルウルしていたイシュが、これでかなり落ち着いた(案外うっとうしくて嫌がっていたかも。それならそれで無駄吠え防止になりちょうどいい)。 ドーベルマンは大きいから、このスタイルの抱き心地がとてもいい。両肩の幅が、ちょうど小柄な女性ぐらいあって、後ろから両肩をつかんでいると、なんだか興奮してガロガロしたくなるような、そんな味?があった。で、オスの私とメスのイシュのせいか、これが見た目が相当変なようで、ママからは、「パパ最低~。セクハラだ~!」と、酷くひんしゅくをかってしまった。 ・・・ (もう、まったくの誤解でし!)  ちなみにチビッ子は、小さ過ぎて全然興奮しなかった。じゃなくて、あまり抱き心地が良くなかった。まあ、あいつには必要なかったし。


「スピーク(吼えろ)」と「クワイエット(静かに)」を、なるべく早く教え、犬が人間から「うるさい!」と怒鳴られることがないようにしたいものだ。クワイエットだけでなく、スピークもぜひマスターしたい。イシュもチビッ子も、私が「スピーク!」と言うと、うれしそうに大声でワンワン言っていた。その後クワイエットさせても、発散して快感だったのか、ニコニコしていた。許され、思いっきり大声を出してニコニコ顔のワンコと、大声を叱られ、制裁まで受けるワンコ。 ワンコの運命は、飼い主しだいだ・・・


この写真は、パパの大事なスリッパを悪戯しようとしていたところを、「あれ~~チューちゃん何してるの~~?」と、パパに見つかったシーンだ。  その後のチビッ子とスリッパの運命は如何に。 (続く)
d4re.jpg
「あ、見つかった」という表情のチビッ子。 可愛い ^^


そんなシーンにピッタリのモーツアルトk334




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