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第45話 私を一人にしないで

2011年04月28日 02:37

15世紀フランドル楽派の巨匠オケゲム(あのモーツァルトよりも3百年も前の作曲家)、チビッコが死んでから私は、何かに取り付かれたかのようにオケゲムばかりを聞いていた。聞いていなくても、しょっちゅう頭の中で鳴り響いた。 ・・・まずいと思った。勝手な事を言わせてもらえば、彼の音楽は、天国へ行きたくなるような音楽なのだ。 だから、悲しみに打ちひしがれている孤独な男には、とてもよろしくないので、私は努めて別の音楽を聴くようにした。 脱オケゲム!


しかし、逆に言えば、悲しみに打ちひしがれている時、オケゲムの音楽ほど心に染み込んでくるものはないといえる。オケゲムの素晴らしさについて、機会があればまた詳しく書きたい。 今日は久しぶりに聞いた。YouTubeで音楽をあさっていたら、うっかりヒットし、この禁断の果実を食べてしまったのだ。 イケナイ・イケナイと思いつつ、けっきょく、たっぷり聴いてしまった。


・・・ 気が滅入った。愛するチビッコを失った悲しみが、噴き出てくる。その悲しすぎるほどに美しい旋律が、透明感が、チビッコの思い出と重なり、どうしようもなく悲しくなる・・・


詩に込められたその魂を私は理解しているわけではないが、彼の音楽には、宇宙を感じる。天国と言い換えてもいい。 天国か・・・。そのことについて語った元キャンディーズのミキさんの弔辞に、私は強いインスピレーションを感じた。「私たちにはまだ神様からそちらへ行ける許可が出ませんのでスーさんの分までしばらくこちらで頑張りますね。待っててね」というお話だった。彼女は宗教家なのだろうか。深い言葉がいくつもあった。


ある宗教家の話によれば、自殺は例外なく地獄行きだという。ならば、一生懸命生きず、自分の命をないがしろにする者も同罪なのだろう。難儀な事だ。私は、皆が居る天国へ、いつになったら行けるのだろうか。そう考えること自体が罪なのか。ならば私は罪びとだ。連中と再会できるよう、120歳まで一生懸命生き、善行を積まねば・・・

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「じゃあね、チューちゃん、バイバイ。パパちょっとお出かけ♪」  「ええ!!」

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「私をおいてどこへ行くの!」

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「ひとりぼっちなんて嫌、パパお願い、私を一人にしないで」

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「パパを離さないぞ~」 ・・・ とか言ってたくせに ・・・ チューちゃん ・・・



オケゲム ミサ・ミ・ミ 「神の小羊」 



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コメント

  1. mamachy | URL | DAF735HY

    はじめまして。先日はコメント訪問ありがとうございました。
    チューちゃん、かわいいですね。パパが大好きだったのですね。素敵な写真です。
    お別れは悲しく寂しいですね・・・。
    私もミリンとの別れから4ヶ月。未だ悲しみの中にいます。ずっとかも知れません。
    でも、泣いてばかりでは天国にいる子たちが心配しますね。
    お互いに楽しいことをいっぱい想い出して、元気になれたらいいですね。

  2. イシュのパパ | URL | -

    Re: タイトルなし

    mamachy様 こんにちは ようこそ!

    ありがとうございます。
    本当にそうですね。
    僕もしっかりしなければ。

    新しい子をと今考えています。
    まだいろいろ悩み迷っていますが。

    うさぎマリンちゃん可愛いですね!

  3. | |

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  4. イシュのパパ | URL | -

    Re: 前回のコメントのお返事を感謝します。

    こんにちは コメントありがとうございます。
    そして、励ましのお言葉、本当にありがとうございます。
    お話、とても心に響きました。
    大切に保存し、何度も読ませていただきます。
    最新記事・第46話で「うらやましい」と書きました。
    それは正直な気持ちです。
    しかし理系で物事を論理的かつ哲学的に考える私は、
    困った事に信仰心を持てないでいます。
    誰よりも必要かもしれないのに。哀れなことですね。

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