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第29話 愛の歌

2011年04月02日 12:25

先日散歩をしていたら、昔少し仕事を手伝ってもらった事があるご近所の奥さんに久しぶりに会った。いつもはダンナさんが犬を連れて散歩しているが、今日は何か都合があったらしい。怖そうなご主人の時と違い、奥さんの時は、ワンちゃん元気いっぱいだ。そのせいか、9歳だが、何歳も若く見える。「5歳は若く見えますね」と奥さんに言うと、とても喜んでいた。ご機嫌が良さそうなので、頭上だけは避けて、体中を様々なタッチで撫で回すと、尻尾をふりふり大興奮、すっかりなつかれた。気難しい日本犬(柴っぽい何かのミックスで元ノラの大型犬)にしては愛想が良い、と思っていたら、他の犬が来たら一変、牙を剥き、大騒動。 やはり若い。 ミックスは年をとらないというが、このワンコを見ていると本当にそう思える。今まで病気ひとつしたことがないと言う。


「あれ、ワンちゃんは?」と聞かれ、言葉に困る。死なれて間もない頃は、会う人会う人皆そうだったから、こちらも慣れて来て、ワンパターンの返事と説明を繰り返すだけで、意外と負担は少なかった。しかしそれをすっかり忘れた頃に聞かれると、相手は見ず知らずの人ではないので、きちんと答えなくてはならないから、「さあ大変だ・・・」と、いつも気が重い。しかしこの日は、意外と人ごとのように話せた。やはり時が癒やしてくれているのだろうか。  今でもあの子たちを、こんなにも愛しているのに、こうやって、だんだんと、忘れてしまうのだろうか。それはそれで、悲しい話だ・・・。


ふとニャンコでも飼おうかと思ったが、この日のように犬になつかれると、やはりワンコが欲しくなる。あの子は今時珍しい野良犬の子だったそうな。同じように、もしその辺にノラの子犬が居たら、もちろん保護し、家に連れ帰るだろう。そう出会ったのは何かの縁だし。しかしそれ以外には、やはり新たにワンコを飼おうという気持ちにはなれない。一人暮らしだから難しいし、何より、イシュやチュータへの義理が立たない。

それが習性とはいえ、圧倒的な忠誠心で最後まで僕に尽くしてくれたドーベルマンたち。居なくなったとたん、家や山荘の周りに、恐ろしい熊や、凶暴な野良ニャンコたちが出没するようになって、あの子たちが、どれほど良い仕事をしていたか、よくわかった。   


偉いぞチューちゃん
愛してるよー  パパ絶対浮気なんかしないからねー!
愛するチューちゃんに捧げる歌。

最近この、ヘンデルの歌劇 ロデリンダ (Händel Rodelinda)の中の、「Dove sei」を、
「チューちゃん、どこいっちゃったの?Dove sei?」という気持ちでよく聞く。
透明な響きが心を打つ。この曲はシンプルなピアノ伴奏演奏会形式の方が好みだが、
本来の形もまた素晴らしい。


こちらはシンプルなピアノ伴奏バージョン。  ○○な演奏だが、素朴さがいい。

「愛する人よ、君はどこへ行ってしまったのだ・・・」と歌う。
パートナーがいなくなった寂しさを癒やしてくれる名曲のひとつ。

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「チューちゃん、Dove sei?」 



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コメント

  1. | |

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  2. イシュのパパ | URL | -

    Re: 軽率でした。

    どんまい どんまい

    頑張れ~「新人記者」さん

    応援してるよ~

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