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第277話 絶対に叱ってはいけない時

2019年04月16日 12:09

犬の調教の基本は 導くことであって 叱ることではない。25年以上ドーベルマンの調教してきた経験から 私はそれを確信している。叱れば叱るほど ドーベルマンは悪くなっていくと思う。ある種のプロは 心理学でいうところの 恐怖条件づけ という手法を用いて犬を操るが そのパフォーマンスはやがて破綻する。なぜなら 嫌悪刺激などの反作用が発生してうまくいかない時 飼い主が逆上してしまうからである。するとどうなるかは火を見るよりも明らかだ。エスカレートし最後には 殺してしまうほどの暴力を振るうか どこかへ捨ててしまうだろう。

しかし人間は感情動物だから 時には愛犬を怒鳴りたくなることもある。そういう時は これを利用し 鬱憤を吐き出せば良い。それは 犬同士が怒鳴り合うようなことは 本能に基づくものであって 特段悪いことではない だから 飼い主も時に 同列の犬になり ガオーと怒鳴りつけ やっつければ良い。私の元妻は 私の半分ほどの体重で 大きなドーベルマンに対して 体力的に不利だったので 爪を立ててひっ捕まえ 噛み付いていた。そして 勝利の雄叫びを上げていた。これはあくまで遊びで いわゆるプロレスごっこである。彼女が愛犬を叱ったところを見たことがない。いつも丁寧に指導していた。彼女も馬の調教していたので 叱ることは百害あって一利なしということを 知っていたのだろう。ちなみに彼女は今 ボクサーを飼っているが ドーベルマンに比べ アホ過ぎると嘆いていた。

初代のドーベルマンの時から 調教に特別苦労はしなかったが それから25年以上の経験を積んだ今のドーベルマンに対して 当然ながら 調教に苦労したことは特にない。しかし時には 私の虫の居所が悪くて 些細なことで怒ってしまうことがある。そしてハッと我に返り 自己嫌悪に陥る。単身者の私と愛犬と二人暮らしの私たちは特に絆が深い。体の一部のような家族である。私が怒ると 本当に 悲しそうな顔をする。ごめんねと言いハグをする。向こうは ほっとした顔をする 愛犬とは そういう存在なのだ 人間が支配する動物ではないと思う。

というわけで 私は叱らない調教が大切だと思うが 中でも絶対に叱ってはならないと断言できることが一つある。それは例えば ドッグランなどで 犬が楽しすぎて遊びまくり飼い主が呼んでも来ない時、飼い主は苛立ちをどんどん積もらせる そしてやっと来た時に怒るとどうなるか 犬の立場になればよくわかる。もっと遊びたいのに 飼い主が呼んでいるので 断腸の思いで飼い主のもとに行った。その忠誠心を高く評価され おりこうさん!と 褒めてもらえると思っていたら 叱られ バカ犬呼ばわれされてしまった 

こういう時は 水とかおやつとかを持って さっさと捕まえに行けば良い。遊びと勘違いされ 逃げ回わられても 長距離走の犬種でない限り 走っているうちにくたびれるから 逆にどんどん走らせれば 早く落ち着く。そして捕まえる。その時も当然褒める。大人しく捕まってくれたのだから。もしそんな事をするまでもなく 命令に従って 遊ぶのを止めて 戻ってきたのなら スーパーお利口さんなので 自分の愛犬を絶賛して良い。なんて良い子なんだと 褒めちぎれば 今度呼んだ時も 戻ってきてくれる確率が高くなるだろう。

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