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第260話 去勢すべきでしょう

2018年07月06日 12:10

このブログの読者さんから去勢すべきかどうか相談を受けた。もう11ヶ月になるドーベルマンだという。僕の意見は一刻も早く手術を行うべきというもの。ドイツなど犬の先進国では繁殖の専門家以外の一般の人が中性化手術しないのは、動物愛護の精神から外れた、かなり批判される事のようだ。理由は簡単。虐待になるからだ。自然では考えられないほど長寿になった愛犬たち。その死の原因は癌が多い。中性化する事によって様々な癌を確実に減らせる。メスならそれに起因する癌。オスならそれに起因する癌。

その子を売った繁殖業者は去勢に反対したという。引き渡し時に「必要なんだからあるのに 人間がそれをトルと言うことは」などど、さも自然の摂理に反する虐待行為のような事を言い、おかげで11ヶ月になるまで飼い主さんは判断を遅らせてしまった。この繁殖業者にしてみれば、「生産」のとき、リスク回避等の利益を考えれば、種が多ければ多いほど良い。だから子犬たちが去勢しない事によってどんな末路になろうが知った事ではないのだろう。

去勢しない事によって、逆に自然の摂理に反して、愛犬に多大なストレスをかけるという虐待行為になる。そう、人間性は無いから、発情を哲学や瞑想などで昇華できない。ただひたすら我慢を強いられ、想像を絶するストレスにされされる。私は長年馬術家をしていたので、発情したオス馬がどれほど恐ろしい状態になるか知っている。お金に置き換えれば分かりやすい。つまり金が欲しくてたまらない。金を得る為なら強盗でも殺人でもなんでもやるぞという感じ。動物の発情とはそういうものだ。理性などない。

体重が500kgもある馬と違って犬はその10分の1以下。だからそういう状態になっても物理的に抑え込める。しかし発情する度にこういう目に会っていると、素直で穏やかな性格の子でも変わってくるだろう。去勢すればそれを防げる。再度お金に例えると、金の為なら強盗や殺人もいとわない守銭奴と、お金に執着しない裕福な良家の朗らかな坊ちゃまぐらいの違いが出る環境の違いになる。ドーベルマンらしい強さを求めてどうしてもオスのままにしたい人は発情時にメスをきちんとあてがうべきだろう。しかしオスの問題行動はそれだけじゃない。

一方早くに去勢した子の性格の良さは非常に素晴らしい。外敵に対して家族を守ろうとする性格はドーベルマンらしく十分にあるが、優しさや愛嬌がメスたちよりも(自分の経験では)良い。まあ先代の、中性化したメスのドーベルマンの、気品あふれる性質も愛してやまなかったが・・・もし将来次の四代目を目指すなら、私はまた去勢したオスにするだろう。なお去勢のリスクについては以下を参考に
https://wanpedia.com/dog-castration/ (獣医師監修 愛犬に去勢手術を受けさせるべき?)


愛嬌たっぷりの穏やかな笑顔。非常に温厚なドーベルマン・チュー太郎
20180630_160304c.jpg 

 



コメント

  1. ぷにゅママン | URL | -

    はじめまして。
    今までこちらのブログに気が付きませんでした。
    チュー太郎ちゃんの笑顔で涙が出てきました。
    穏やかで可愛らしいですね。
    私は4月までドーベルマンと接したことがありませんでした。ずっとピットブルで、現在のドーベルマンにかなり手こずっています。
    まだパピーですがなかなか根性があり、私にハンドルできるものなのかと少々引き気味です。
    日本、ヨーロッパ、そしてアメリカ、どの国でもイヌに対する考えが違います。私は去勢・避妊はすべきことだと思っています。
    こちらのブログに訪問させていただきよかった、これからじっくり読ませていただこうと思います。

  2. minami | URL | -

    ありがとうございました。

    大変ためになるお話しでした。
    愛嬌たっぷりになってくれることを祈って
    頑張って病院に連れて行こうと思います。
    少しずつですがブログ読ませていただいてます。
    また、教えて下さい。

  3. チューちゃんのパパ | URL | -

    ぷにゅママンさん、こんにちは

    ぷにゅママンさん、こんにちは
    コメントありがとうございます。
    チュー太郎を褒めてもらえて嬉しいです。
    参考になるかどうか分かりませんが、
    僕の調教方法の一例をあげておきました。
    ドベパピーちゃんと末永くお幸せでありますように。

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