第235話 テレビがヘイトまみれに

2017年04月25日 12:26

人が嫌悪や怒りを覚える時というのは、痛いとか寒いとか暑いとかいう直接作用する反応と違い、複雑な工程を経る。例えばある事柄について不安感が強い人と全く不安が無い人とでは、反応が違う。不安感が強い人の方が怒りを爆発させやすい。些細な事でもすぐにキレる。その結果相互に嫌悪が増幅あるいは発生する。

歴史を見れば明らかだが、為政者にとって民の隣国への嫌悪や怒りの増幅は、望外な政治的利益をもたらす。某国の不安を煽り立てる日米首脳。米国の民からは相手にされなかったが日本では大成功。酷いスキャンダルも吹き飛ばし政権の支持率がV字復活だ。米国の、政権を遠慮なく厳しく批判するマスコミの存在と、権力を前に「そんたく」する日本のマスコミの違いがあろうが、何より隣国かそうでないかの違いなのだろう。

小泉元首相が、たぶん部下だった安倍を念頭に言っていたと思うが、小選挙区制に大反対していた。今でいうネトウヨみたいな連中が権力を握った時どうなるか、独裁者が必ず生まれると。国民に隣国への不安を煽り立てれば容易であることを見抜いていたのだろう。ドイツ国民は隣国から復讐される不安は持っていない。だが歴史修正主義が蔓延る国では民は無意識のうちに不安感を持つ。極右政治家にとってこれほど美味しい話はない。

マスコミにとっても美味しい話だろう。新聞は売れ、視聴率はあがり、執筆者も出演者も政治家と同じように隣国への不安を煽り立てれば立てるほど利益を得られよう。特にテレビ界は、今の政権に露骨に電波使用の許認可権をちらつかされ生殺与奪の権を握られている事を思い知らされ、政権への「そんたく」は、この利益とあいまって、より増幅される。

テレビを見ると隣国への不安を煽り立てるものばかり。結果嫌悪や怒りで老若男女出演者皆隣国の話になると顔をしかめる。それがさらに隣国への嫌悪を煽り、挙句の果てには「〇〇人が何万人死のうが関係ないが日本人に被害が出るのは困りますよね」などという意識が生まれる始末。かくしてヘイトは大成功。政権支持率は最高水準だ。トランプはさぞ羨ましがっている事だろう。

美しい花と可愛いチュー太郎。その純粋さに心を癒される
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