第228話 ベーシックインカム

2016年12月29日 14:05

今年も色々ありました。振り返ってみるとまずベーシックインカム。6月のスイスの国民投票が日本でも話題に。金持ちがスイスの市民権を取って移住するなんて話をよく聞いていたので、どうなの?と思っていたら案の定というか、国民も意外と保守的なスイスでは8割が反対だったとか。今は欧州で難民が大移動している時期、習慣も違う上に政教分離も出来ていない違う宗教の宗教原理主義的な人が各国に大量に流入し様々な摩擦が起きている現状では、誰にでも毎月28万円支給する案など論外という気持ちもあっただろう。

欧州は基本的に日本のように何々人?と人を区別するのではなく、どこの住民?と区別するのだそうな。今年のF1GPチャンピオンになったドイツ・メルセデスベンツチームのロズベルグ選手はドイツ国籍だがドイツに住んでいないので、ベッテル選手の時のようなドイツの盛り上がりは全然見えなかった。これらは、偏狭な国粋主義や人種差別や他民族蔑視がない、美しく正しい姿といえる。だがそのドイツへ膨大な数の難民が来て、ドイツへ定住支援する事に。残虐なテロが頻発しているにもかかわらずドイツをはじめ欧州各国の頑張りには頭が下がる。来年はその真逆のトランプが米国大統領。各国で真似するポピュリストが次々台頭するトランプ現象が。来年どうなることやら。

話を戻して、弱者救済用ベーシックインカムというのなら私は賛成だ。金持ちには無駄で必要ない。意外と彼らほどチャッカリ国から様々な恩恵を受けている。金持ちほど有利な逆進性が際立つ日本の消費税制度などはその典型だろう。アベノミクスは要するに「まず金持ちから儲けさせ、そのおこぼれが、やがて庶民に」という事だと思うが、これは庶民の奴隷化を意味する。庶民の正規再就職は難しく、命をすり減らすような苛酷な労働が、電通のような日本のブランド大企業から中小零細企業にまで横行し、会社やそのオーナーは儲かるだろうが、そのツケは社会のあらゆる方面に途方もなく重くのしかかる。

路頭に迷う心配がない最低保証があれば、邪悪なブラック企業は人を雇うことが出来ず淘汰される。それだけでも国は大きな利益を得るだろう。そもそも庶民の健全で安定的な消費は、国中の製造業はもちろん流通業等々にも安定的な利益をもたらす。無駄な公共事業への投資などより、はるかに経済効果が高い。また、安心は、将来への不安からくる無用な貯金も減って消費も増える。塩漬けされた貯金など食えやしない。実は北欧のような手厚い社会保障は、安定した消費による収入で経済の安定成長に大きく寄与しているといわれるのだ。それに比べ公共事業は

私の身近の例でいえば、数千億円もの巨費を使って建設した長良川河口堰。財界と官僚と政治家が結託して大昔の計画を復活させ、国宝というべきあの美しい清流が、せき止められたドブ川に。水需要など増えるはずもなく無駄に。維持費も重い。何より大地震で津波が襲ってきた時、溜められている上流の膨大な水はどうなってしまうのか。想像するだけでも恐ろしい。社会全体に安定した利益をもたらす弱者への社会保障と、こういう馬鹿げた公共事業、どちらが良いか明白だと思うが、なぜか日本では違うようだ。

チュー太郎は障害をもって生まれ、「価値無し」と処分されるところだった。その子が防犯の役に立っているだけでなく、天使のように私の支えになっている。無限大の価値で。この子の保護等にかかった費用など、その価値に比べれば百分の一にも満たず、利益率は99%以上といえる。つまり弱者を救済して私は大きな利益を得たわけだ。

呼ばれて振り向く可愛いチュー太郎
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DSC_0915.jpg 窓に軽々届くなんて、けっこう大きい。


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