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第217話 チュー太郎 腫瘍をやっつける

2016年06月06日 20:50

山行きの準備で忙殺されていたある日の夕方、疲れて居眠り。ペロペロされ気が付くと何やら血の臭いが。血だ!どこをケガしたのだ?でもそんな覚えはないし。大量?は大袈裟でも、自分の体にこびり付いている少なくない血。それをチュー太郎がおいしそうになめている。まさか!おいらが寝てる間に、腹を空かしたこの黒いケダモノに体を食べられたのか! でも痛くない。え、まさか俺もう死んでるの? ・・・と寝ぼけながらチュー太郎をなでなですると、普通に感触がある。キスしてくるヤツの息が臭い。歯の掃除しなければ。と正気に戻ったところで血の出所を探す。すると、ひとつ異常に大きな乳首があったのだが、それを咬んで出血していたのだ。乳首ではないかもしれない。できものだったのかも。早速エリザベスカラーを付けようと探すも行方不明。出血がひどく、このまま放置すると大変。必死で家中を探す。とうとう発見。付けてしばらく経つと幸い血が止まった。翌朝動物病院へ。


獣医さんの話によれば、これはよくあるケースなのだそうな。「輪ゴムで止めておけば治りますよ」だって。血が行かないようにし腐らせれば自然に落ちるのだそうだ。治療時間は1分ぐらいだったろうか。輪ゴムをはめただけ。でもそれだけでは帰してくれないのが獣医さん。どの動物病院でも一緒だが、なんだかんだいって行けばいつも一万円ぐらいは取られる。私がお金持ちに見える? この日も8,980円だった。念の為の抗生物質の薬代が8粒で4,000円近く。その他もろもろ。だから私のような貧乏人には動物病院は敷居が高い。まあ、それぐらい取らないと病院を維持できないのだろう。ちなみに幼少の頃長期入院していたチュー太郎を慰め可愛がってくれた例の老主猫はもういなかった。子孫?新しい主猫がカウンターに現れると、勘違いしたチュー太郎が喜び勇んでカウンターに足をかけキュンキュン言いながら挨拶をしていた。当然向こうは固まっていた。


で、腫瘍は数日で治った。輪ゴムの効果はてきめんだった。むしろ輪ゴムを食べられることが心配になった。絶対食べさせないぞと心に固く誓ったが、その直後に食べられてしまった。エリザベスカラーをマメマメはずし、ブラッシングとマッサージをしていたので、やはり阻止は難しかった。まあ、あれからだいぶ経つけど、ピンピンしているから問題なく排泄されたのだろう。血だらけ腫瘍の悪夢の頃は、山行きと受け入れ準備で忙殺されている時に「泣き面に蜂」で気が遠くなったが、解決した今はまた一つ経験し学べ、メデタシめでたしな気分だ。そういえば山荘の故障古洗浄便座の新製品への交換も、業者もお手上げの予期せぬトラブル発生で、家全体の水を止めなくてはならない絶望的な状況になったが、見事自力で解決。多くを学べた。絶望的なピンチを乗り越えるとそこに幸せが。仮に敗れても経験を積み学ぶ事ができる。梅雨にも入り、記録的な冷え込みで山の夜が極寒になったせいで母らの来訪は延期に。受け入れ準備がまだまだで、やる事がまだ山積みだったのでホッとした。さあ本番はこれからだ。

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咬んで出血したできもの

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腫れあがった

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病院から帰宅してやれやれという表情

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数日でこんな状態に。この撮影直後ゴムごと食べられる

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新緑がまぶしい6月の山

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赤、ピンク、白、黄色、自生の花々が美しい





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