第205話 服のリフォームはボッタクリ?

2015年12月10日 17:44

まあ、あんまり想像もしたくないが、念のため葬式用の黒服を用意した。太ったせいで昔の服はほとんど着られないが、洋服箪笥から出した礼服は、すっと着ることができた。そんなサイズだから、そう古いものではあるまい。確か5年ぐらい前のものか。デブ用礼服は安売りなんかしないので、けっこうな値段で買った物だと思う。今は人付き合いがめっきり少ないので、この服はおそらく2~3回しか着ていないはず。そう、限りなくゼロに近い。しかし!よく見ると小さな穴が数か所。oh my God! 虫食っているのだ。ちょうど裏地がない部分。これでは中に着る白いYシャツで虫食いが世間にバレてしまうだろう。親兄弟甥っ子姪っ子だけの身内だけならそんなの気にしないが、他人も来るだろうから、親に恥をかかせるわけにはいくまい。何とかしなくては。ということでリフォームへ。


本当にごく小さな穴が4つだが、見積もりはなんと2万円と消費税!「お客さん、どちらへ持って行っても同じですよ~虫食い穴ひとつにつき最低5千円と(業界で)決まってますから」という。「それって談合でカルテルで独禁法違反でアメリカなら重罪ですよ!」てなことを冗談交じりで言うと「ここは日本ですから」とぴしゃり。しかもよく見ると他にも2か所虫食いがあり、「最低3万円以上かかります」、とおっしゃる。仮にこのスーツが10万円だったとして、見た目は新品同様、捨てるのは、いかにももったいない。しかし3万数千円も使ってツギハギだらけのスーツを着るなんてアホだし、あんなミクロな穴をふさいでもらうのにこんな大金払うのも、もっとアホらしい。そこでネットで私が着れそうなサイズの礼服を探してみた。相場はだいたい6万円ぐらい。2万円ちょっとの差なら、新品の方がいいでしょ、やっぱり。


日本経済と産業は、低コストの粗悪品の大量消費と使い捨て文化で大きく成長してきたといわれる。でもそれは昔の話であろう。成熟した国になった今は、半永久的に使える高品質な物を作り豊かな文化を育むという英国式スタイルが大事になるだろう。それにはリフォーム文化の水準向上がかかせない。高品質なリフォーム文化が、すなわち本物の逸品文化の証明といえまいか。話は戻って、けっきょく大手量販スーツ店で、某特別キャンペーン価格で、4万円ほどで新品を購入したのだが、店長さんとそのリフォームの話をすると、「お直し技術があまり良くない割には値段がうちの数倍もする」と言っていた。口では言っていないが、ニュアンス的には「リフォーム屋さんはひどいボッタクリですよ!」と言いたげだった。そういえばあの店員さん、「自分は素人でどう直すかは今答えられない」と言ってたっけ。前金で3万円以上も請求していたくせに、だ。 ・・・頼まなくてよかった。帰り際、ありがたいことに店長さんが「またこういう事が無いように」と、800円の「防虫スーツ袋」をサービスしてくれた。ああ、他店だが、5年前にもこれをくれていたら、と思わずにはいられなかった。

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某ヤマハ代理店のピアノオーバーホール技術は素晴らしかった。感動した

良い音が響く50年落ちのピアノ



 
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