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第199話 射殺

2015年09月17日 15:59

13発も撃たれて壮絶な死を遂げた7歳の紀州犬。各報道によって事情がだいぶ分かってきた。この子は野性的な犬種である紀州犬なのに、ほとんど散歩をさせてもらえなかったらしい。ゴミ屋敷のような家の二階の狭いベランダに雨ざらしのまま繋がれ、糞尿もそのまま、近所の愛犬家たちには、見るに堪えない状態だったという。飼い主は三代続けて紀州犬を飼育している紀州犬のベテラン愛犬家だそうだが、ふざけるなと言いたい。家の主は70代だそうだが、・・・


勝手な想像だが、活発な犬を上手にコントロールする技術がなく散歩中引っ張られ、体力的につらくなって散歩をしなくなる、結果犬がストレスを溜め問題行動を起こす、飼い主がそれに腹を立てしつけという名の虐待をする、結果ますます犬がストレスを溜めるという負のスパイラルになり、その結末が、こんなことになったか。人間なら一発撃たれただけで意識もうろうとなろうが、人間より衝撃に強い犬は、おそらくこの13発の激痛をしっかり意識できたはず。だから撃たれても撃たれても生き残るため撃つのをやめさせようと立ち向かってきた。どれほどつらかっただろうか。この子にとって、この世は地獄だった。そして人間は悪魔だった。


怨霊があるとすれば、ずっと人間を呪い続けるだろう。その呪いはさすがに海外までは及ばないだろうが、日本中の人間に降りかかるかもしれない。恐ろしい話だ。飼い主の許可を得て任務を遂行した警官に罪は無いし無関係の人間にも罪は無いのだが撃たれた側にはそんなことは関係ない。日本中のすべての人間を呪いたいだろう。でも大丈夫。幸いにもというべきかこの子に子孫や家族や友人はいない。本人の恨みがどれほど強かろうが、この世で生きているものでこの恨みを引き継ぐものはいないのだ。


だがこれがISやらの米国の敵や、どこかの国の兵士だったら。安保平和法ことアベの戦争法が成立すれば、安倍首相が米国議会で勝手に約束したように自衛隊が米国の戦争に協力することになる。戦争中の米軍では日常茶飯事の相手を撃ち殺す場面に遭遇、加担したとき、洪水などでの人命救助を夢見て入隊した心美しい若者たちがどうなるか、想像しただけでも悲しくなる。そして撃ち殺された側の呪いがどれほど恐ろしいかは、国中を巻き込んだ血で血を洗うようなエスカレートの歴史が教えてくれる。敵を殺す能力が高まり日本の安全が高まると安倍グループや産経や読売は言うが、しょっちゅう戦争する米軍への軍事協力解禁で、親も子もある外国の人々を殺す可能性が高まることのリスクを、外国人を蔑視する右翼は理解していない。


インタビューで米国の重鎮、日本を操る男といわれるアーミテージ氏が満面の笑顔で今や風前の灯火状態になった日本国憲法第九条について振り返った。「米国がどれほど戦争協力へ日本に圧力をかけても憲法第九条が壁のように立ちふさがり跳ね返えされた」と。でももう大丈夫、誰かさんのおかげで米軍はウハウハよ、と笑いが止まらない様子だった。アメリカの支持があれば政権は安定するという。実際アメリカの支持を得られなかった歴史的本格政権交代は、官僚と組んだ自民党の猛烈なネガティブキャンペーンで、あっけなく崩壊。あまりにも低俗な極右でアメリカにとって有害とみなされていた安倍だが軍にとっては有益と再評価。第二次世界大戦の最も悪質なA級戦犯容疑者の一人といわれながら米国に巧みに媚び首相にまで上り詰めた祖父岸信介の手本どおりか。

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平和は銃の威嚇ではなく・・・

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コメント

  1. コトタマ | URL | -

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    日本語の起源・言霊百神

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