第167話 子供を救った英雄猫

2014年05月20日 20:21

報道で見た人も多いと思うが、これは素晴らしい。昔、うちの猫が近所の犬に咬み殺された経験があるので、これがどれほど英雄的な行為だったか私には身に染みて分かる。動物の単なる条件反射的行為という専門家もいたが、そうじゃないからこれほど世界中を感動させているのだと思う。飼い主の子供を助ける為に、自分の命をも顧みず凶暴な犬に突進していく飼い猫が、果たして世界にいったいどれほど居るだろうか? 犬の反撃にあって噛まれればひとたまりもない。危険を素早く察知する猫たちが、そのリスクを知らないはずがない。あの猫の行為は、家族を守る為の、まさに命がけの突進だったのだ。そしておかげで幼児は救われた。ご褒美に一年分の鮭がもらえるそうだが、 シャケ? 現地ではシャケは、よほどの高級食材なのか?


それにしても、幼児の素足に容赦なく咬みつき、まるでゲットした餌を巣穴に運ぶように泣き叫ぶ人間の子供を引きずる狂犬。ぞっとする光景だった。駐車場に設置された監視カメラで偶然撮影されたこのビデオ、犬たちにとっては最悪のビデオだろう。愛犬家以外では、「犬とはなんと恐ろしい邪悪な獣なのだ」と思った人も多いのではないか。昔、犬に脚を噛まれて重傷を負い、おまけに愛猫を咬み殺された当時の私がこのビデオを見たら、犬への憎しみは頂点に達していただろう。では愛犬家となった今の私の目に、このビデオはどう映るのかといえば、信じがたい光景というのがまず第一印象。この犬は野良犬ではない。人間に育てられた犬なのに、人間の子供にあんな事するか普通?と思った。


しかし、飼い犬の一番の天敵は男児だという話を聞いた事がある。20年前から三代にわたってドーベルマンを飼ってきた経験からもそう思う。人の目が無いと、男の子はとかくちょっかいを出してくる。さぞかし犬たちのDNAには、それが刻まれている事だろう。外にはなるべく出さないようにしているチュー太郎は、そう何かをされた経験などないはずだが、やはり男の子を見ると吠える。すると小学生の男の子たちは「ウォンウォン」などと吠えて挑発したり、からかったりして反撃してくる。結果ますます吠えるようになるという悪循環。ちなみに女児たちは普通そんな事はしない。だからあまり吠えられない。男児も大きくなれば犬も反撃を警戒し、あのように襲うのはそう無いかもしれない。最も警戒すべきは、今回の事件のような、三輪車に乗っているような小さな男児だろう。もし近くに居たら、犬の飼い主は、その危険を十分自覚しなくてはなるまい。


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世間で恐れられるドーベルマンだけど、猫可愛がりされるチュー太郎。まんざらでもない顔


ピアノを弾いている時もべたべたするふたり。チュー太郎は賑やかな曲だと騒ぐのに、穏やかな夜想曲とかだと何故か静まる。この演奏の5分間も全く騒がず!


 
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