FC2ブログ

第151話 馬鹿げたドーベルマン判決 

2013年10月14日 19:59

ある夫婦に可愛い6歳の娘がいた。その娘は家族の一員である飼い犬をとても可愛がっていた・・・(おそらく)自分より大きな図体をしているのに、自分一人で一緒に散歩へ出ようとしたぐらいだから、よほど絆が深かったのだろう。小さな女の子の心をつかんだやさしいその犬は、ある意味名犬と言えまいか。だがその名犬に悲劇が起きる。多分その6歳の娘を守ろうとする本能から来た行為だろう、たまたま鉢合わせた犬嫌い?の隣人を傷つけてしまった。夫婦は隣人に深くお詫びし、償い金30万円ほどを支払うことで被害者と無事和解した。事件のあらましはこのようだ。これで事件は解決したはずなのに、ある3つの要素が、この単純な事件を、日本中でニュースが流れるような大きな事件にしてしまった。

そのひとつは、夫婦が高級マンションに暮らす有名な俳優であったこと。興味本位な世間から妬まれ何かと攻撃されやすい対象だ。

二つ目は、その犬が、日本ではとかく偏見をもたれるドーベルマンだったということ。飼い主がそういうセレブなら、格好の攻撃材料となる。ちなみに私の経験では、ドーベルマンよりも、気性の激しい柴犬等の方がよほど危険だと思う。

三つ目は、そんな要素があるからだろう、この事件とは直接関係もないのに、金もうけの絶好のチャンスと思ったのか、この物件の不動産管理会社が、5220万円もの大金を夫婦に要求してきたことだ。この要求から想像するに、この会社の物件は、出来上がってから永久に空室は出ず、客(借主)は全員必ず羊かこの会社の奴隷のようにおとなしいということか。やくざ会社じゃあるまいし、いけしゃあしゃあとよくこんな要求ができるなと、正直私はこの不動産会社に呆れ果てた。


夫婦の言い分は、「不動産会社の許可をもらっていた。その分余計に金も払っていた」というもの。おそらく事実だろう。6歳児が連れ出すほどだから、ドーベルマンを隠そうとしていなかった事は明らかだ。そもそも隠しきれるものでもない。何だかの合意もしくは黙認があったと考えるのが自然だ。にもかかわらずドーベルマンを飼っていたから5000万円よこせというのは、あまりに荒唐無稽ではないか。だが驚いた事に、高裁の判決は何と2千万円近い賠償金を命じるもの。もし夫婦がごくありふれた一般市民で、犬も柴犬なら、果たしてこんな判決が出ただろうか。


「ひと噛み2千万円」。しかも賠償先は噛まれた被害者ではなく第三者の不動産屋。こんな馬鹿げた判決が定着したら、この国では犬の生存権など無いも等しいことになる。そこまでして不動産屋の利益を手厚く保護する必要性などあるはずがない。犬嫌いの人は別かもしれないが一般市民の感覚からは相当かけ離れた判決と言わざるを得ない。あるいは被告がセレブのスターだから出た特別の判決というのなら、まともな法治国家とは到底言えなくなる。この判決は、田舎の裁判所の、無名の判事が出した判決ではない。高裁の判決だ。社会に及ぼす影響は計り知れない。一個人が雇った弁護士と、百戦錬磨の不動産屋が使っている弁護士とでは、よほどの力量の差があったのだろうか。世間の色眼鏡も影響したのかもしれない。最高裁でこの判決が破棄されることを願ってやまない。


20130927_161048_convert_20131014191128.jpg
欧米先進国では外では一生繋ぐなんて動物虐待。でも逆に日本ではこうして一瞬でも自由にすると犯罪になりかねない。

20131007_124132_4_convert_20131014192845.jpg
運動が大好きなチュー太郎

20131011_121950_convert_20131014192127.jpg
あいきょうのある可愛い顔

20131011_162959_5_convert_20131014192031.jpg
しかしドーベルマンは有害な猛獣という偏見を持っている人が少なからずいる模様

20131011_163008_5_convert_20131014192438.jpg
「へ?猛獣って僕のこと?」という顔

20131013_142720_convert_20131014191855.jpg
スヤスヤお昼寝するチュー太郎。可愛い。全てが可愛い。 ・・・ 愛してるよ


 


コメント

  1. ひで | URL | AIlHpmOk

    偏見

    チューちゃんのパパさんこんにちは。
    自然の中で自由に遊べるチュー太郎ちゃん、ほんとうに楽しそうで
    写真を見ているだけでも、私まで楽しくなってきます。
    ドーベルマンに対する偏見はやっぱりあって
    嫌な思いをすることも多いですね。
    私も以前のドーベルマンを散歩させていて
    面と向かって「これって、やくざの飼う犬でしょう!」と言われた事がありました。
    あまりの失礼さに返す言葉もなく、黙ってその場を去りましたが
    今でも思い出すたびにムカー!とします。

    ずっと待っていた子犬、やっと今度の日曜日に家にくる事に決まりました。
    前の犬はチャカチャカさんでしたが甘えん坊でそれが、たまらなく可愛かったのです。
    今度の子はどうでしょう。落ち着きがある甘えん坊だと言う事がないのですが・・(笑)

    チューちゃんのパパさんのブログで色々勉強してきましたが
    実際には、え、こんな時はどうすればいいの?という場面がたくさんあると思います。
    質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いしますね。
    (図々しくてごめんなさいね^^)

  2. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: 偏見

    ひでさん、こんにちは。
    おめでとうございます。子犬、たのしみですね!
    そうですね、やはりドーベルに対する偏見はありますね。
    うーん、ひょっとしたら僕は世間から
    やくざ?と思われているのかもしれませんね!^^;
    まあ犬の専門家ではありませんので
    大したことは言えませんが
    またぜひ遊びに来てください。

  3. そらぽん | URL | -

    アンちゃんとお別れしました。

    チューちゃんのパパさん、お久しぶりです。
    私達家族は、3年間の海外赴任を終え、日本に本帰国が決まりました。
    主人が一足先に帰国し、私と娘は、12月まで残っています。

    9月最初に、住み慣れた家を離れ、治安面も考えてアパートメントに引っ越しました。
    アンちゃんとの別れが刻々と近づくにつれ、私の心は、寂しくて哀しくて、
    もうどうしようもありませんでした。

    アンと別れてすぐは、毎日元のお家に会いに行き、門の下から一生懸命鼻先を出してくるアンに
    私も四つん這いになって、一生懸命キスをしたり、撫でていました。

    大家さんに気に入られ、次に入ってくる家族がそのままアンを番犬として飼ってもらうことになったのですが、
    その方がどんな方なのか、分かるまでは、もう毎日、会いに行っていました。
    娘を見ると、家に入れとアンが促すぐらい、強い絆で結ばれていました。
    でも、運よく、次のご家族もアンのことを私達と同様、子供のようにかわいがってくださることが分かり、
    ほっとしています。
    びっくりしたことに、私達とは、散歩に出ても吠えちゃって、無理だったのに
    そのあたらしい飼い主さんとは、散歩も楽しんでいるのだとか。。。

    でも、その飼い主さん曰く、やはり、私達がいつ帰ってくるか待っているそうです。
    散歩しながら、私達のこと探しているのでは?とのこと(笑)。
    そんなこともありえるかもしれませんね。

    一度、門の前に車を停めて、車のドアを開けたら、逃亡していたアンが大急ぎで
    駆け寄ってきました。エンジンの音を聞いて、大急ぎで帰って来たようでした。
    そして、もう、とびかかるように抱きついてきて。。。

    アンは、人にかみついたりしたことも無いし、娘がどんなに馬乗りになろうが餌を横取りしようと
    しようが、かみつくそぶりも見せたことがありません。

    この事件も私にとっては信じがたいくらい、ドーベルマンは、私が飼った犬の中で一番
    性格も優しく、頭が良いです。
    実際、プードルを日本では飼っていますが、この犬の方が飼い主にも噛みつきます。

    ドーベルマンへの偏見がこの事件でまたおおきくなったことが残念でたまりませんが、
    私は、アンに出会って、ドーベルマンの素晴らしさを教えてもらいました。
    名犬ドーベルマンでした!
    お別れと書きましたが、行き別れです。
    新しい飼い主さんの元で、お姫様のようにかわいがられています。
    チューちゃんのブログに出会って、すんなりアンを受け入れられるようになったことに
    感謝です。

    そして、私の娘、6歳になり、バイオリンを習って1年。かなり上達して来ました。
    チューちゃんぱぱさん、ありがとうございました。

  4. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: アンちゃんとお別れしました。

    そらぽんさん、こんにちは
    そうですか、良かったですね優しそうな
    新しいオーナーが見つかって。私もうれしいです。
    別れのシーンは感情移入してしまい涙が出そうになりました。

    皆さんの健康と幸運を、心から祈ります。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://doberman05.blog100.fc2.com/tb.php/164-55ae4294
この記事へのトラックバック