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第140話 犬に自転車は禁物?

2013年05月06日 17:01

犬に長距離走は禁物? 私の答えはYES。私の経験では、馬も犬も長距離走をとても嫌う。命令されれば渋々するが、自分からしようなどとはけっしてしない。飼い主への忠誠心が強いドーベルマンなどは、体のあっちこっちが悲鳴を上げて痛くてたまらなくても、必死に頑張るだろうが、最後には力尽きる。馬などは自分の判断ですぐにやめてしまう。よく、最も長距離走が得意な哺乳類は人間だといわれる。マラソンランナーなどは、犬はおろか馬にも普通に勝てるそうだ。物理学の世界では、4足よりも2足歩行の方が、エネルギー効率が良いのは常識で、4足より2足歩行のロボットが多いのは偶然ではない。まして犬は、人間や馬と違って汗をかけない。汗をかく必要が無い氷点下の環境ならともかく、人が走って汗をかくような気温なら、長距離走は十分な注意が必要だろう。


ではなぜ「犬は長距離走が得意」などとよくいわれるのだろう。ネットで見ると、まるでそれが常識のようにまかり通っている。思うに、エスキモー犬のイメージがあるのではないか。そう、それは、氷点下の極寒の活動なのだ。そこがまず一点。もうひとつは、犬ぞりの過酷な長距離走は、数あるレースの中でも頂点の一つだ。鍛え抜かれた選ばれたワンコたちだけが出場する。しかも休憩の出来不出来が勝敗の大きなファクターだ。プロ中のプロが休憩に細心の注意を払っている。どんな犬でも簡単に何百キロも走れるわけではないのだ。たとえ獲物を追って百キロ走る犬がいるとしても、それは途中で犬が自分で適度にリセットしながらの百キロであって、人間の命令で機械的に走らされるのとはわけが違う。さらにいえば、そういう過酷な運動をさせられる犬たちの寿命はどうなのか。運動量の多い犬たち、例えば警察犬や牧羊犬は、寿命がとても短いと聞く。健康のために運動をさせているつもりが寿命を縮めていたのでは本末転倒だ。


さて、マラソンランナーでもない限り愛犬をヘロヘロにさせられるほど走れる人は滅多にいないので、まあ普通は心配ないのだが、ここに一つ落とし穴がある。人間には文明の利器があるのだ。これは冗談ではなく本当の話だが、何かのテレビで、運動のためと称して、車にリードをつないで犬を走らせているシーンを見たことがある。まさに虐待である。と思う。では原付バイクは? これもNGだろう。じゃあ自転車は? これは微妙だ。こういうことが分かっていて、細心の注意を払ってするのであればアリだと思う。私のような走れないデブには、これほど便利な機械はない。だが、うちの初代と二代目のドーベルでは、両方とも足を痛めてしまった。あれほど注意していたのに。我が儘な馬たちと違って、律儀なドーベルたちは、飼い主の期待に応えようと、必死に頑張ってしまう。風景のいい田舎町を、ぴったり横についてくれる賢い愛犬と自転車で走る解放感と気持ち良さは、他に代えがたいものがある。だからついついやってしまう。


・・・この三代目ドーベル「チュー太郎」では、芝生はあきらめ、庭でガンガン走らせている。だから運動量は十分。あえて自転車デビューさせる必要はない。実はチュー太郎と一緒に走ることを夢見て、おニューの自転車まで買っているのだが、そういうわけで未だほこりをかぶっている。試しに伸縮リードを使ってアスファルトの上を走らせてみると、やはり土の上と違って、かなり嫌な負担があるようだし・・・。 でもね、一緒に走りたいな。おいらの我が儘かな?少しぐらいならいいでしょチュー太郎、付き合ってよ

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今日も元気に食事

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ああ美味しかった、という顔

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チューちゃん運動しない?

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よっしゃー!と走るチュー太郎

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伸びる体と前足

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着地

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収縮

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脱兎の如く

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長時間続ければ故障の元だが庭では止めるのワンコの自由だから安全



 


コメント

  1. wonwon | URL | tYvW6C8E

    アドバイスに対して心から感謝申し上げます

    今回のブログ記事は、私に対するアドバイスであると真摯に受け止めております。犬の健康に良かれと思って、自転車で毎日5km~8kmの距離を走っていました。お世話になった警察犬訓練士の方に自転車引きを勧められて始めたこともあり、犬に良いと信じて必死の思いで実行してきました。ただ、適切な運動量については十分な知識がなく、時間の許す限り多くの距離を走ることが、犬のためだと判断していました。

    先日25kmを走ったときも、犬にとってこの程度の距離なら全く問題はないだろうと思っておりましたが、翌日、満足に歩けないほど足にダメージを受けていることを見て愕然としました。獣医に連れて行きましたが、外傷もなく痛みもそれほど強くはないということで、しばらく様子を見ることになりました。初めて犬を飼う私は、本やネットできるだけ情報を集めているつもりでしたが、ただ情報を鵜呑みにするのではなく、犬をよく観察し判断することの大切さを学びました。

    足を痛そうにして歩くJOYをみると胸が痛みます。愛犬の健康を守るのは飼い主の義務であり、今後このようなことが起きないように細心の注意をはらっていきたいと思っています。アドバイスに対して、心から感謝申し上げます。

  2. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: アドバイスに対して心から感謝申し上げます

    wonwonさん こんにちは
    JOY君、早く良くなるといいですね。
    AYAさんが撮った写真のJOY君の表情、
    非常に素晴らしいですね。最高です。
    家族の愛情に包まれ、幸せなワンコですね!

  3. ジルママ | URL | .RI7C4QA

    ちゅーちゃん、パパさんこんにちは♪


    私も、ジルっぺを譲って頂いた訓練士の方から自転車とかでよく走らせている人がいるけど、絶対しちゃだめだよ!

    って言われてました。
    私個人の意見としては、普段のプラプラ歩いている散歩では物足りないんじゃなかろうか?
    と、思っていて自転車で早速と散歩してるワンちゃんを見てジルっぺに
    あんたが、真っ直ぐ走ってくれたらあんな風に走れるんやで((o( ̄ー ̄)o))

    とか言ってました。
    うちは、チョロチョロするし他の犬や猫を見つけるとかなり引っ張られるので最初から、自転車引きは無理でしたけどね((T_T))

  4. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: タイトルなし

    ジルママさん こんにちは
    そうですか。そう言われましたか。
    最近はそう言う専門家が多いみたいですね。
    でも走れる庭がある家ならいいけど
    ないと運動不足が心配ですね。
    シーザーミラン氏のように
    ローラースケートを履いて犬に引っ張ってもらうとか。
    ゲーム好きなワンコなら大喜びするかもしれませんね。

  5. そらぽん | URL | -

    お久しぶりです。
    私は、昔、ラブラドール件を自転車で並走させて
    走っている時。。。いきなり車輪に体当たりしてきて、
    おもいっきりこけちゃって、自転車もぐにゃっと曲がってしまい、
    足を思いっきり怪我してしまいました。
    幸いにも、ラブちゃんは無傷。それより、びっくりしたようで
    お家まで走ってひとりで帰って行ってしまい、私は、ぐにゃっと曲がって
    まっすぐ動かない自転車を痛みでこれまら動かない足でひきずるように
    家にたどり着いたら。。。しっかり、家の前でお座りして待っていました。
    それ以来、自転車と共に。。。という考えは捨てました(笑)

    チューチャンのパパさんに質問があります。
    私達、今年、日本に本帰国です。
    この1年かわいがってきたアンちゃんをかわいがってくれる家族を探しているのですが、
    柴犬を日本から連れて来たご家族の方が、アンちゃんを欲しがっています。
    アンちゃんは、猫にも吠えまくり、追い立ててしまうのですが、
    柴犬とうまくやっていけるのか心配です。
    ちなみに、アンはメス。柴犬はオス。
    アンは、びびりで、吠えまくり。柴犬は、めったにほえない賢いワンちゃんだそうです。
    その飼い主の方は、アンが噛みついてしまわないか、心配されています。

    どういうタイミングでどんなシチュエーションで対面させるのが良いと思いますか?
    それとも、やっぱり、そのご家族はやめておいたほうが良いでしょうか?

    すみません。一生添い遂げてかわいがっていらっしゃる方からすれば、何言ってるの?と
    なると思います。アンちゃんがこちらで生まれたという宿命。。。そして、どうしても警戒心が強く、
    一晩中でも吠えることを止めない、そして、ケージにいれてしまうと恐らくストレスで
    パニックになることを考えると、こちらの国でかわいがってくれる人に託すのが
    彼女にとって幸せなことと考えた末の決断です。
    ちなみに、私達で3家族目のお家。どんな家に行っても、楽しそうに皆に甘えて、かわいがってもらってきました。


  6. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: タイトルなし

    こんにちは そらぽんさん
    そうですか。
    欲しがってくれる方がいるというのは、
    とても幸運なことだと思いますよ。
    うまくいくといいですね。
    会わせる場所は当然第三者の場所、つまり
    向こうのわんちゃんにもこちらのわんちゃんにも
    関係の無い所がいいです。そうしないと侵入者
    とされる恐れがあります。
    一般的に後から来る子の方が、若くて大きいと
    うまくいきやすいようです。その点大きいドベは有利ですね。
    またやはりオスとメスが、同性よりいいようです。
    ドベは他の犬に対しあまり友好的ではありません。
    猫と犬の相性もご存じのとおり悪いです。
    この2点を上手く対処できるといいですね。
    そらぽんさんがアンちゃんの目の前で2匹を抱くなどして、
    仲間だよ友達だよとしっかりアピールできるといいですね。幸運を祈ります。

  7. そらぽん | URL | -

    第三の場所。。。それが、一番大変。
    アンは、外に出ると、見るものすべてに吠えまくります。
    私達もグイグイ引っ張られます。
    2度ほど外に連れて行きましたが、
    次の日、首が回らなくなったので(私の)、あきらめました。

    他の面では、あちらがオス、アンがメス。その上、大きい図体なので
    うまくいきそうな気がします。
    アンは、門から子犬が入ってきたら、毎日待つようになって、いつの間にか
    お友達になりました。子犬だったからかもしれません。
    そういう感じでマッチすればと願っています。

    まずは、あちらの方にアンを見てもらい、人間同士が仲良くなって、
    そして、私もあちらの犬をかわいがって。。。
    というところから始めたいと思います。

    また、追々、相談に乗ってください。
    アンは、寒がりで、南国の冬になってきましたので
    毎晩、抱っこして~!が激しく。
    でっかいアンを抱きかかえながら、チューチャンのぱぱもこと
    考えてました。別れがつらいです。


  8. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: タイトルなし

    そらぽんさん こんにちは
    >人間同士が仲良くなって、
    >そして、私もあちらの犬をかわいがって

    ええぜひそうしてください。
    「この人は友達だよ」とか
    「この子は仲間だよ」と教えると
    案外すぐ理解してくれるかもしれません。
    チュー太郎は、ちとお馬鹿でダメですが、
    先代チューちゃんは即座に理解してくれました。
    うまくいくといいですね。
    アンちゃんの幸運を心から祈ります。

  9. 動物大好き | URL | /mny6f1I

    場合によっては......

    犬は確かに暑い場所は弱い犬が多いです。しかし逆に言えば人間はー20度などの環境では走れませんし、結局一緒の事だと思います。サルキーなどは2〜3キロを暑いなか全力でガゼルを追いかけたりしますし、犬でも例外はあると思います。犬は元々長距離向きの体なので、気温が低ければ、犬の圧勝です。犬種によりますが、サルキーの持久力も並外れてますし20キロなら30分程度で駆け抜けるでしょう

    実際にグレーハウンドは10キロを13分9秒で駆け抜けた記録がありますしね、

    恐らく気温がー30度〜10度くらいはアラスカンハスキーなどが圧勝すると思います。
    10〜20度はサルキーの圧勝
    20度〜30度は一般的な犬は駄目でしょうけど、サルキーなどは大丈夫なので、犬が勝つと思います。

    なので犬種によりますね、

  10. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: 場合によっては......

    こんにちは
    コメントありがとうございます。
    先日NHKの動物番組でアフリカのある
    犬種の、涙ぐましい話が出てましたね。
    おっしゃるとおり犬といっても様々ですね!

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