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第120話 チュー太!車にひかれる

2012年09月03日 14:10

やってしまった。
幸いケガは大した事無かった。レントゲン検査の結果骨に異常なし。しかし、左前足を轢かれたようで肉がそぎ落ちている。獣医師の診断は、全治一ヶ月。しばらくは安静が必要とのこと。抗生物質と痛み止めと塗り薬を処方された。毛根が根こそぎそぎ落とされているので、治っても見た目は変になるが、後遺症とかは、「それほど心配はないでしょう」ということだった。

事情はこうだ。昨日昼過ぎ、トイレに行きたそうだったので玄関から出した。そこへ郵便局の軽トラが通った。玄関から道路まではかなりの距離がある。車を見て興奮するような事は今まで一度も無かった。記憶に無い。だがこの時チュー太郎は、止める間もなく、あっという間に階段を駆け下り、車を猛然と追いかけて行ってしまった。通常呼べばすぐに帰ってくる。草原などでは、呼んですぐに帰ってこない事は無かった。だがこの時は来ない。数分も掛かってやっと帰ってきた。血だらけの姿で・・・

最後に力を振り絞って、ヨロヨロと私に近づき、私の手をなめ、ほめてくれる事を催促してきた。本当に、もう大袈裟なぐらい「パパ・・・僕もうダメ・・・」という態度だった。「チューちゃん!しっかりしろ!」と涙声のパパ。取る物も取り敢えず、大急ぎでチュータを抱え車に飛び乗り、私は病院へ向かった。いや、その前に、出血がひどかったので、消毒薬をべちゃべちゃっと掛け、無菌ガーゼをはり、包帯でぐるぐる巻きにして車に乗せた。

山を駆け下り、ふもとの動物病院へ飛び込んだ。しかし昨日は日曜日。残念ながら電話を鳴らしてもドアのベルを押しても、返事は無かった。どうする?この田舎町で他を探すか。そうだ、ここからなら、高速に飛び乗れば3時間余で自宅の方の、チュータの主治医、かかりつけの動物病院へ行ける。あそこなら大きいから日曜でも対応できるはず。早速電話を入れてみる。留守電だ。うーん嫌な予感、でもここに居ても仕方がない。取り敢えず行ってみよう。私はそのまま高速に飛び乗った。

険しい道程だった。チュータはキュ~キュ~、キュ~キュ~と泣き続けるし、トイレはするし、途中、前が見えなくなるような大雨に遭遇するし、19kmもの渋滞にハマるしと、散々だったが何とかたどり着いた。ところが、あともう少しで名古屋という所で電話が鳴る。出てみると目指している病院からだ。「すみませ~ん今日は先生不在なんですよ~、ヨソへお願いできますかぁ~」だって。「ウ~~・・・」とワンコのような変な溜息をつく私。そこへ、「出血はまだ続いていますか?」と聞かれる。「どうやら収まっているようです」と答えると、それならそれほどの緊急性は無いらしい。少し触った感じと見た感じでも、骨折とかは無いように思えたし、なにせ若い動物の生命力は強い。包帯巻きの欠点を知りつつ、ペロペロなめられるのを避ける為に今日はそのままにし、私は、翌朝一番に主治医のところへ行くことを決断した。自宅へ到着してみると、幸い心配していた酷暑はなく、雨上がりのせいか涼しい風が吹いていた。


調教チームがあれば、今回のような事が二度と起きないようにする事は簡単に出来る。問題なのは私ひとりだけということだ。どうする?伸縮ロングリードに掛けて車が通るのを待つか。でも普通の車には反応しない。郵便局のあの赤いワンバックスカーをあの場所でひたすら待つしかないのか。あるいは「カリスマドックトレ」風の徹底した調教で犬の心を固まらせ、今は愛きょうたっぷりの、この可愛い可愛いチュー太郎を、初代チューちゃんのようなロボット犬にしてしまおうか。う~ん、悩むところだ。何か良いアイデアを考えねば ・・・ でも案外、今回の件で痛い思いをし、もう二度と追いかけないかも ・・・ だといいのだが、逆に「今度は負けないぞー」と余計にはりきって車をやっつけに行くかもしれない。チュー太郎の性格を考えるとその可能性高し! やれやれ

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写真では分かりにくいが深くえぐれた肉

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写真では分かりにくいがキレイな私の足

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それにチョッカイを出してくるチュー太郎

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こんな平和な日々に戻ってくれればいいが

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ケガを痛がるチュー太郎(病院にて)


 


コメント

  1. ren | URL | H3.T54zY

    大変な思いをされましたね。
    でも幸い、重篤な怪我を負わなくて良かったですね。
    私も気をつけよう。
    チューちゃん、早く回復しますように。

  2. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: タイトルなし

    renさんこんにちは。
    いつも楽しく見てますよ~PC+スマホとかで。
    もう本当にグっとくる写真が多くて、最高です。
    うちのチュー太郎と、ビーデルねーちゃん、
    表情とか本当にそっくりですね。瓜二つ。
    近親者なのかな・・・弟だったりして。
    ・・・そう、注意してくださいね。
    うちは不幸中の幸いだったですけど、
    丁度ご近所のワンコがはねられて
    即死だったそうな。  南無。
    チュー太郎は元気に回復中です!ありがとうございます。パチパチ♪

  3. そらぽん | URL | -

    チューちゃんのパパさん、
    お久しぶりです。
    日本に1カ月ほど帰国しておりまして、チューちゃんの
    ブログを見ることができませんでした。
    今日、久しぶりに、チューちゃんは、元気にしているかな?と
    開けてみてびっくり。
    こんなことがあったなんて。

    でも、大事に至らなくて良かったです。
    チューちゃんも退院して元気になったら、また病院と、本当に災難ですね。
    どうか、一日も早く怪我が治りますように。
    もう、車を追っかけていくことがありませんように。

    わが家のアンも1ヶ月間、豪邸でお庭も草原のようなところに預けていて、元気に
    私達の帰りを待っていました。迎えに行くと、私の運転席の窓からでも入ってくる勢いで大喜びしてくれました。

    アンも隙あらば、門から一目さんに外に駆け出して行こうとします。
    外は、車通りも激しく、車にひかれないかといつも注意していますが、
    時々、すっと抜けだしていき、大雨の中でも追っかけなくてはなりません。

    アンの調教は、どうしたらいいのか、さっぱりわかりません。
    チューちゃんのパパにフィジーまで来て、調教してもらいたいくらいです。

    と、私ことはさておき、
    チューちゃん、早く良くなってね!


  4. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: タイトルなし

    こんにちは、そらぽんさん、お久しぶり!
    そうですか、やはり熱烈歓迎を受けましたか。
    ドーベルは不思議ですね。外敵にはあれほどなのに、
    家族には逆に本当に愛情を示してくれますね。
    門から一目散はまずいですね。今回の件で身にしみました。

    門から出る時犬の前に出、振り向かって一呼吸置きスワレマテ。

    そして、静かな毅然とした態度で、ヨシと許可を出す

    これが基本かな。頑張ってくださ~い

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