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第113話 分離不安症の予防

2012年07月10日 16:03

犬の心の健康を保つ為には、これの対策が欠かせない。ドーベルマンのような賢い犬種なら、予防は少しの知恵と努力で簡単に出来る。しかしそれをせず万一この病気に掛かってしまうと、程度にも寄るだろうが、当然治療には予防よりもはるかに膨大な手間が掛かる。また、東京ならともかく田舎では、犬のメンタルケアが本格的に出来る獣医師が限られるだろうから、実は知識も経験も未熟なのに安易な薬物療法をされるなどという事も考えられる。心が健康な犬と病んでいる犬との違いは、糞尿を撒き散らすなどの異常行動や、ストレスから舐め過ぎて足切断とかしていない限り、普通の人には案外分からないのかもしれない。しかし、分かる人と健康な心の犬との生活は、互いに深い幸せをもたらしてくれると私は思う。


分離不安症について、またその具体的予防治療法については、私は医師でもないし検索すれば多数出てくるのでここでは省略する。ひとこと言えば、この病気は犬の特性から来るもので、どんな犬にも高い確率で掛かる可能性があるということだ。しかしやっかいなのは、飼い主を深く愛する犬は分離不安症なのか?という問題だ。一対一の関係で何時も一緒だった二代目チューちゃんは、私のことを深く愛してくれたが、分離不安症の兆候はかけらも無かった。予防のために、「出かける時も帰宅も犬を無視してこっそりと~」、というのが定番だが、私はそんなセオリーなど無視して、「いってきま~す!」、「ただいま~!」と、散々やってきた。しかし向こうはこちらを無視。留守番で泣く事など全く無く、「いっといで」、「お帰り」、という感じで超然としていた。


初代チューちゃんはごく普通で、留守番されそうになると泣き、帰宅すると大喜びしていた。二代目、特に変わった調教をしたわけでもなく、やはりあの子は天才だった(変わった子だった)と思う。それでも、元妻に対しては初代と同じようだった。離婚後に我が家にやって来た二代目チューちゃん。元妻は離婚後も頻繁に我が家に遊びに来ていたが、今度いつ来るかはチュー子には分からない。とわの別れになるかもしれない~、そう思ってあんなに悲しそうに泣いていたのだろうか? 勿論来た時は大喜びだった。私が「チューちゃん、分離不安症なの?」とからかうと、「ふん」という顔をしていた。ある年の夏、元妻は一ヶ月ほど私の居る別荘に滞在した。そして「チューちゃんバイバイ~」と言って去っていった。チュー子は、座ったまま、いつまでもいつまでも彼女を見送っていた。


分離不安症の予防法と治療法を混同してはならないと思う。初期調教で、治療法でよく言われる「冷たい仕打ち」など、逆に子犬の心を大きく傷つけると私は思う。母犬は自立を促す為に子犬を噛んだり威嚇するというが、それは動物社会の話であって、犬の高度な調教、私のいうところの人間化、コンパニオンアニマル(伴侶動物)、良質な癒し犬を育てるのにそんな野性的脅しは必要ないと思う。そんな事をしたら子犬の頭が悪くなるのではないだろうか。ところで三代目チューちゃんことチュー太郎はどうかといえば、やはりこれが普通なのか、兆候が見える。家族が無く、私と二人きりで何時もべったりで溺愛、いまだに一緒に寝たりするなど、最も分離不安症をひきおこしやすい環境だ。しかも前回記したようにAちゃんBちゃんに突然断絶されてしまった。チュー太郎の予防法の大きな柱だったこの「子犬の社会化法」が困難になった以上、それを補う何かをせねば確実にアウトだろう。


スワレ、フセ、マテ、コイ、ハウス、アトヘは、もうすでに充分できているので、考えられるのは、朝の運動の強化か。朝のさわやかな空気のもとで、たっぷり運動させれば、絆がさらに深まるうえに、くよくよする間もなく昼寝をするだろう。 ・・・ 何かイタズラされたとき、「このクサレバカワンコ!」とののしるという手もある。しかし私の場合、どうしてもトーンに愛情がこもってしまうので、逆に喜ばれる可能性がある。実際チュー太郎はいつも、うれしそうな顔をしやがる。 ・・・ このクサレバカワンコ

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朝食を食べ終わったところ。今日はいい天気

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「チューちゃん遊ぼ」、と呼び出したところ

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やっぱりサッカーが一番好きらしい

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「早く蹴ってよ」と催促する顔

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ビョーンと大ジャンプ

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また蹴ってという顔

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早くー!という顔

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ウサギのような可愛い耳

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ちゃんと持って来るところが可愛い

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おりこうさんと褒められているところ


 


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