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第8話 ここはどこ

2011年02月02日 03:14

ドーベルマンの子犬ほど可愛い生き物はない、と独断と偏見で言ってしまおう。このブログを作るに当たり、あらためて写真を見直していると、当時を思い出し、そういう気持ちが、よみがえってくる。


ドーベルマンの大きな特徴は、その目だ。表情豊かで感情がうかがえる、とても人間的な目だといえまいか。しかもドーベルマンは、飼い主の目をじっと見る習性がある(強く叱ったり虐待すると目を避けるようになる)。どんな犬種でも子犬は皆可愛いが、あのようなしびれる眼差しは無い。だからドーベルマンの子犬は、飼い主の心を揺さぶるのだろう。


特にこの子の場合、他が居ない一対一の関係だったので、モロにそうだった。私は、見つめられると、うれしかった。うれし過ぎて逆に、「ちびっ子ちゃん、そんなに見つめないでよ」と言ったことを思い出す。一対一でべったりだと、向こうもこちらの特徴をよくつかむので、お互いの理解が深まる。犬は群れ動物だという事を、あらためて感じさせる。群れの仲間をよく理解しようという習性が、DNAの中に刻み込まれているようだ。


初めての朝から、私への甘えが全快した。キャンキャン、キャンキャン、もう一日中、遊んで!遊んで!という感じで、モーツァルトの、賑やかで愛くるしい曲 「Divertimento in D Major KV 136」 が、ピッタリ合う一日だった。にぎやかな第一楽章が朝。穏やかで美しい第二楽章が、ちびっ子のお昼寝タイムの情景。そして再び賑やかな、第三楽章のような感じで、その日は終わった。


長年私を支えてくれた愛馬と愛犬と妻と、ついでに事業を、立て続けに失い、孤独で、どん底の暗い日々だった。そんな日々から、この音楽のような、幸せいっぱいの、信じられないぐらい明るい一日になった。酒を飲んだわけでもないのに、一日中笑っていた事を思い出す。


アニマルセラピーか。

魔法のような、そんな力が、確かに、あの子犬にはあった。

まさに天使だった。

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「ここはどこ?」 初めて庭に出したところ。まだボ~としている。

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今は物置になっている前の子の外部屋を興味深そうに覗く。

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「外は危険かも!」と、私の陰に隠れているところ。

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「ねえ遊ぼ!」と誘っている。



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