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第104話 チュー太郎が帰ってきた!

2012年05月08日 19:44

我が相棒、いや我が子チュー太郎、半月以上にわたる長い長い入院生活から、昨日やっと帰ってきた。 ・・・ 初代と二代目の「チューちゃん」を看取ってきた私には、とにかく嫌な、とてつもなく長い日々だった。連日悪夢との戦いだった。比較的心の健康度が高いと思う私だが、こういうのをトラウマというのだろうか、獣医から「危ない状況」という説明を受けて以来、私の心のバランスは大きく崩れた。


たまたま懐かしい旧友と感動的な再会をしたり、自分の作品が出版されたり等という良い出来事が続いたおかげで、墜落一方の心の健康度がビューンと盛り返してくれたが、それが無ければ、私は毎晩ひとり寂しくシクシクと泣いていたことだろう。


チビ助は、底抜けに明るい性格の、ゼロ歳児だっただけに、あの状況は、その不憫さが際立っていた。「商品価値の無い劣性遺伝の奇形児」とオーナーから見放された可哀想な子。この子を引き取る時にこういう事が起こる事はある程度覚悟していたが、しかしこうやっていざお別れがきそうになると、そんな覚悟など何の関係もない。たとえたかだか半年の付き合いであっても、チビ助チューちゃんこと「チュー太郎」は、もうすでにすっかり私の、たったひとりの家族になっていた。


だから、初代や二代目のときの、介護の日々と最後の時のことが、鮮明に思い出された。トラウマ爆裂。ひとりにはだだっ広い、この暗い家に、ぽつんとたたずむ自分が、可哀想なぐらい寂しくて、まるで幽霊のように思えた。私は、庭にあるチューちゃんたちのお墓の前に座り、ひたすら祈った。「イシュ・・・チューちゃん・・・チビ助をたすけってやって・・・」と。


チュー太郎は元気になって帰ってきた。最初見たときはぞっとするほど痩せて見えたが、きっと順調に回復するはずだ。今も元気に吼えている。以前なら黙らせるところだが、もうそんな調教などどうでもいい。元気に声が聞けるほうがいい。ほえろほえろ!もっとほえろ!祭りだ祭りだ!チューちゃん祭りだ!(祝) 


・・・でも、やっぱりうるさくなってきたので、「チューちゃん、静かに!」とコマンドを出してみる。  おお! 素晴らしい! ピタっと黙ったでないの! さすが名犬チューチュー。 よっ日本一! んにゃ世界一だ!(完全親馬鹿状態)


下の写真は、帰り際、ナースさんが自分の携帯で撮ってくれた写真。許可を得て彼女のブログから借用した。写真を拡大するとチュー太郎がうれしそうな顔をしている事がわかる。そういえばこの後ある奇蹟が起こった。ここの主猫「にゃんぴ」ちゃんが、玄関ドアまでチュー太郎を見送りに来たのだ。互いにキスしそうなほど口を近づけ、別れを惜しんだように見えた。「元気でニャ。またニャ」「うん!にゃんぴちゃんお世話になりました!」と言っているように見えた。私も長年動物を見てきているが、あれは、非常に感動的なシーンだった。ちなみに、はっきりしている事実だが、チュー太郎は他の猫にはひどく吼えるが、にゃんぴちゃんには全く吼えない。


GWということもあって、お泊りの子が多かったようだ。長期間入院していたチュー太郎は、その頃にはすっかり古株だ。大勢いるここの主犬たちにもすっかり馴れていたようで、一度見舞いにいった時には、散歩中の古株ワンちゃんたちの後ろを、嬉しそうについていた。今日何気なく車に乗せると、喜んで車に飛び乗った。病院に行くと思ったようだ。皆と会えると思ったのだろう。でも病院には行かず自宅で降ろそうとすると、なかなか降りようとはしなかった。今までとは全く逆だ。ふ~ん、やはり長い事一緒に暮らすと、絆が出来るんだね。ちと感動。


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ナースの皆さんお世話になりました(byチュー太郎)

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久しぶりに帰ってきた直後。いきなり走り出し、止めるのに一苦労。気持ちは分かるけどね

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鎖で拘束され、きょとんとしているチュー太郎。安静が必要だから、昼間だけ、しばらくの間辛抱してね。

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うらめしそうな顔
腫れはすっかり無くなっている。掛かった費用はご想像にお任せします。当分庭の葉っぱを食べて生きていきます。(ダイエットにいいかも!)。そういえば前回紹介した僕の曲、このブログの読者の誰かが購入してくれたのかな?ブログで紹介したとたん楽譜が売れ出しました。ありがとうございます!

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おうちではもちろんリラックス

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スヤスヤ・・・久しぶりの、チュー太郎の大好きなソファで

 


コメント

  1. アイリーンママ | URL | -

    チューちゃん、おかえり!!!

    こんばんわ~☆”

    パパさん、チューちゃんの退院、おめでとうございます!
    良かった、良かった~~~!

    辛い事だったけれど、みんなに可愛がってもらっていたんですね~

    スマートなチューちゃんを、パパさんも見習って!(笑)

    チューちゃん、とっても可愛いです!

    この子がパパさんの所に来てくれて、本当に良かったですね!

    また、せっせとたくさん可愛いチューちゃんの事を書いて下さいね!
    楽しみにしています(*^.^*)/

  2. そらぽん | URL | -

    退院おめでとうございます!

    チューちゃん、お帰りなさい。
    本当に信じられないくらい痩せて帰ってきましたね。
    どれだけ大変だったかということですね。
    本当に、チューちゃんにとってもチューちゃんのぱぱにとっても大きな試練
    でしたね。
    病院は、菩薩さまのように優しいナースや同士(他のわんちゃんやにゃんちゃんたち)の
    集まっている場所。お互いが精神的支えになっているのでしょうね。
    最後のねこちゃんとの別れのシーンは感動的ですね。

    チューちゃんのぱぱさん、さぞかし心配だったことでしょう。
    私も母が危篤になった時、家で寝ていられなかったです。胸の真ん中の骨が張り裂けそうでした。
    でも、チューちゃんに祈りが通じたのですね。本当に本当に嬉しいニュースです。
    安心しました。

    チューちゃんって、まだ小さいのですね。
    うちのアンちゃんは、31キロ以上あります。甘えて身体を預けられるとこけそうになります。
    小さなときからお世話したかったなぁ。
    でも、日々私もアンへの愛情を深めていますが、明日から10日間お別れです。
    私達は、ニュウージーランドに行くため、その間お友達の家であずかってもらいます。

    今度、再会したとき、喜んでくれるかどうかわかりませんが、
    私は、もう明日の夕方アンちゃんをお友達宅に連れていくことを考えて
    寂しいです。

    でも、チューちゃんが元気に退院してきたニュースを知ってNZに行けてよかった!

  3. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: チューちゃん、おかえり!!!

    アイリーンママさん、こんにちは
    は~い、そうなんですよ、あやかって少し痩せれればいいのですが。

    今日はちょっと餌をあげ過ぎたせいか便がゆるくなってしまいました。
    まだ病み上がりなのに、あいかわらずガツガツよく食べます。
    こういう食欲が獰猛なところがドーベルの良いところですね。

  4. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: 退院おめでとうございます!

    そらぽんさん、こんにちは
    ニュージーランドですか。いいですね。
    乗馬が安くて盛んな国ですから、機会があればやってみるといいですよ。
    激走する外乗とかは少々危険ですが、初心者用とかのコースもあるはず。
    人なつっこい馬は賢くて、体重が500kgもある猫みたいなもんですから、
    とても可愛いですよ。後ろ蹴りを食らったり、指を噛まれたりしないよう、
    それだけはご注意を。

    大丈夫、戻ったら、きっとアンちゃんは熱烈歓迎をしてくれるはず。
    突進してくるアンに倒されないよう、気をつけてくださいね!

  5. そらぽん | URL | -

    はい、友人が馬具を輸出していたり、ファームを持っていて今回馬に
    乗らせてもらう予定です。
    主人とクイーンズタウンでは、映画ロードオブリングで使われた馬のトレッキングを
    したことがあるのですが、馬同士が回し蹴りの喧嘩して、私のくるぶし思いっきり蹴られ、
    涙でました。痛かったです。
    川に入ったら、わざと私達に水がかかるように大げさに上下したり、
    先頭に歩くのがどの馬かで、競い合っちゃって、先越されたら暴走したり、馬って面白いですね。
    NZに12年住んでいたことがあり、よく乗馬に行ってました。丘の上から海が見えるところで
    乗馬したのは、本当に馬も気持ち良さそうでした。
    フィジーには、野生の馬がいっぱいいますが、どの馬もとても痩せていて、
    退院したてのチューちゃんを思わせるくらいです。

  6. チューちゃん待ってたよぉ~!

    お帰りチューちゃん。

    私、夢を見てしまいました。

    我が家のバックヤードの裏は牧場です。
    その牧場からドーベルマンが入ってきて、なぜか庭ではなく
    おうちの中をとても嬉しそうに走り回っているのです。
    それで私は笑いながら一生懸命その子を追いかけていました。

    そんな夢を見て目覚めた朝にチューちゃんが無事に退院しておうちに帰ってきた記事を
    見て、びっくり。
    あのドーベルマンはうちの子ではありませんでした。
    きっとチューちゃんが帰ってきたよと教えてくれたんだね。

    うちの子は去年亡くなって以来、まだ夢には現れてくれません。
    何だか寂しいと思っていたので、嬉しかったです。

    これから、またパパさんとの暮らしが戻って安心のチューちゃんは、
    きっと心身ともに充実して元気いっぱいの立派な男の子に成長しますよ!

    これからも楽しみに拝見させていただきます。
    パパさんがんばってね!





    去年亡くなって以来、夢には現れてくれ

  7. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: タイトルなし

    そらぽんさん、NZ暮らしだったのですか、うらやましーー。
    僕のような馬乗りにとっては、最高の環境です。
    北海道とかもいいけど、冬は豪雪で乗馬には最悪だし。
    僕の山荘がある長野県も、けっこう都会でNZとは別世界。
    外乗料金も桁外れに高いし。
    そういえば一時期NZから良い乗馬馬がたくさん日本に来てましたね。
    日本の狭い厩舎と馬場に閉じ込められ、少々気の毒でした。
    ふふ、川に入ると、たしかにそういうところがありますね。
    チョッパーではなく長靴だったせいで、ひどい目に会った事があります。
    踝を蹴られたのですか。大変でしたね。クランポン(滑り止め)を着けていたのかな?
    あれが当たったら最悪ですね。今度はどうぞお気をつけて~~。

  8. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: チューちゃん待ってたよぉ~!

    ハッピーママさん、こんにちは。
    あたたかいコメントありがとうございます。
    はい、頑張ります!どうか見守ってやってください。
    帰ってきた時は体重が20kgを切るほど痩せ細っていましたが、
    毎日底無しに食べていますので、たぶん大丈夫だと思います。
    ひょっとしたら、「デブチュー」になるかのしれませんね、
    飼い主に似て。

  9. ren | URL | H3.T54zY

    よかった。
    これからたくさんたくさん、楽しい時間が待ってますよ。
    チュー太郎はモリモリ食べて、パパさんは庭の葉っぱを食べて下さい。
    (なんてねv-8

    完全親バカ状態、万々歳です!

  10. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: タイトルなし

    renさん、こんにちは♪
    ふふ、ごはんで庭の葉っぱを食べている時これを読み、
    思わず噴出してしまいました。
    あやうくヨモギを喉に詰まらせて死ぬところでした。
    ケラケラ笑う私の顔を見て、
    チュー太郎が不思議そうな顔をしていました。
    その表情が、何とも言えない愛くるしさで
    思わずよだれが出てきました。(おっと、ここで引かれそう!)
    ビーデルちゃんの「春は曙」の写真の表情も、
    にっこりした感じで、とてもいいですね

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