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第103話 失敗?久しぶりの再会

2012年05月01日 19:46

昨日久しぶりにチュー太郎に会った。まだまだ長い入院生活。私が面会をすると、せっかく入院生活に慣れてきたところに里心が湧いてしまうので、心を鬼にして会わないようにしていたが、実はナイショで、ひょっとしたら泣き声でも聞けるかもしれないと、ちょくちょく入院先の動物病院の周辺をウロウロしていた。そして昨日もウロウロしていたら、さあ帰ろうとしたところに、たまたま院長が車で帰ってきて、そこで少し立ち話をする事になった。


まあ一応順調に回復しているようだが、入院直前のゲージぶち壊し脱走事件の時に食べたのだろうか、玄関マットの切れ端などの異物がフンから出てきているようだ。そのことで私は強く注意をされた。「フンから異物が出てきましたよ、これはヘタをすると命に関わりますよ」と。フンの直径が太いドーベルは、この点かなりタフだと思うが、普通のワンコではこれぐらいの物(数センチのビニール片)でも命に関わるのだろうか。異物を絶対食べさせないでくださいねと重ねて言われた。しかしこれは、大きな口で何でも口にするドーベルマンのゼロ歳児には、実はたいへん難しい。(ゲージに閉じ込めっぱなしにすれば簡単だが)。賢いドーベルは、成長すれば自然とそんな事はしなくなるものだが、この子の場合はそうも言っていられない。監視を強めなければ。まあ現行犯で注意できれば、すぐにでも覚えてくれると思うが・・・


祝日のため宿直以外スタッフがいないせいか、院長から「そうだ、お父さんトイレに出してあげてください」と託された。時刻は夕時。ちょうどトイレをする時間帯だ。私は喜んでチュー太郎をトイレに出してあげた。だが、つらい現実を見せ付けられることになった。量がたくさんあるようなのに、シッコがとても出にくいようなのだ。がんばってがんばって、やっと少しずつ、何度かに分けて出てきた。尿道あたりが損傷しているのかもしれない。一方大便は理想的だった。地面に少しも落とさず紙を広げた手で全て受け取ったが、出がスムーズで、異物も異臭も無く、形も理想的だった。


チュー太郎に元気は無かった。パパを見ても、うつろな表情で、やせ衰え、とにかくボロボロな感じだった。家にいた頃は、いつも私に隅々まで入念にブラッシングをされ、輝くようにピカピカだったが、この日は、はっきり言って汚れきっていた。まあここは美容室ではない。手術の縫い目にダメージを与えかねないので、洗うことも出来まい。他のワンちゃんたちの毛も飛んでくる。チュー太郎に付きっ切りで介護をする人がいるわけでもない。だから、こういう状態になるのは、ある意味当然といえよう。


さあもう帰ろう。これ以上かまうと里心が湧き出てきてしまう。フンを院長に渡し、私は素早く立ち去ろうとした。 チュー太郎のゲージは、意地悪そうなよそのワンコども(失礼!)に囲まれていた。チュー太郎は一言も声を出していないのに、可哀想に、皆に吼えまくられていた。私の目にはまるで、うちの可愛い可愛いチュー太郎が、こいつらにイジメられているように見えた!(なんて可哀想なチューちゃん!)。私がこの部屋から出ようとすると、突然チュー太郎が泣き出した。「パパ、パパ、行かないで!」という感じで本当に悲しげに。 ・・・ ああ、やはり来るんじゃなかった ・・・ ごめんよチュー太郎  もう少し待ってて



手術の少し前の楽しげな散歩の様子。こんな日々がまた戻ってくると信じたい。この映像、何気なく見えるが実は難しい事を成し遂げている。家に到着する直前の角を、近回りせず指示通りピッタリ私に付いて直角に回っている。すごいぞチューちゃん♪


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親切で非常に可愛い3人娘。お菓子の「つけとどけ」をしたことで逆に【チュー太郎優遇=他のワンコの怒りを買う=イジメ】ということになっているかも!・・・は、考えすぎか。(笑)

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チュー太郎のことで頭が一杯のこの4月だったが、実はとても良いことも。友人のヴァイオリニストが赤ちゃんを連れて欧州から里帰りしてきて久しぶりに再会、旧交を温めた。再会する事を知って昔彼女と一緒に弾くために作った曲を思い出し、それを楽譜出版社に送ったところ、意外とウケて、なんと出版されることに! これでおいらも晴れてクラシック音楽の作曲家?うれし~~。題名は「2つのヴァイオリンで楽しく」。モーツアルトのモチーフを使った初心者用の簡単な曲に、もうひとつオリジナルの曲を重ねた二重奏曲。どちらも単独で弾いても美しい曲だが、同時に弾くとキレイなハーモニーに。さらに言えばこの曲は、3度を多用しフーガは排除、単純に楽しい曲と悲しい曲を同時に弾くとどうなるかという私独自のヘンテコ対位法がかかった実は奥深い曲なのです。(笑)

 


コメント

  1. そらぽん | URL | -

    チューちゃん、かわいそうに。まだまだ時間が要りますね。
    元気印がドーベルマンの特徴なのに、うつろな表情だなんて。
    他の犬からのストレスもあるのかもしれませんね。
    おしっこが快適に出るようになることを祈ります。

    チューちゃんの動画見れて嬉しいです。家のアンは引きが強く一緒に歩けないのに、
    チューちゃんは、ちゃんとチュちゃんのぱぱについて歩いて、お散歩が終わったら
    お座りもして偉いですね。

    私は、4歳の娘がいます。私はピアノを弾くので、娘にはヴァイオリンを習わせたいなと思っています。
    日本に帰ったら習わせたいです。
    いつか、チューちゃんのぱぱ作曲のピースに出会えたらいいなぁ。

  2. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: タイトルなし

    そらぽんさん、こんにちは。
    実は今日も気持ちを抑えられずチュー太郎を見に行ってたんですよ~。
    今日は元気でした。今日は例の3人娘の一人が当番で居て、
    いろいろおしゃべりすることが出来ました。
    可愛い女の子とたくさんおしゃべりが出来て、ちと嬉しかったです。(笑)
    でもそれ以上に、今日はチュー太郎がかなり喜んでくれて嬉しかった。
    前回の無反応とは大違いでした!ああオイラは忘れられてなかった!(祝)
    あの動画は、わざと左側を道路側にしているので、帰宅直前にあの動きは
    結構難しいのですが、チュー太郎は、さりげなくやってくれました。
    特に訓練もしていないのに、すぐに理解してくれて、けっこう賢いようです。
     4歳の娘さんにバイオリン! そうですか、大変素晴らしいアイデアですね。
    大人も子供も共通サイズを使うピアノと違ってバイオリンは、
    小さな子供用のサイズがいくつもありますので、とてもいいと思います。
    ましてお母さんがピアノを弾かれるのなら理想的ですね!
    ピース・・・ありがとうございます。、光栄です。
    簡単な小品なら、即興でいくらでも作れますから
    本当にそういう機会があればいいですね!

  3. そらぽん | URL | -

    慣れて来たのですね。

    チューちゃん、やさしいおねえさんたちに優しくしてもらって、慣れて来たのですね。
    チューちゃんのぱぱもおねえさんたちと楽しくおしゃべりされている様子を
    想像して、笑っちゃいました。(すみません、まだお会いしたことないのに。)
    きっと、チューちゃんのぱぱのお顔が嬉しそうだったから、チューちゃんも嬉しかったんでしょうね。
    飼い主の笑顔が一番の薬です。

    そう、こちらでヴァイオリンを弾く日本人の女性とお友達になり、去年もう帰国されたのですが、
    子供用サイズがあると伺いました。
    娘は、バレエ、水泳をこちらで習っていますが、日本に帰ったら、是非ヴァイオリンをと
    思い、娘を今、洗脳中です。
    でも、お金がかかりそうですが。。。

    ピアノは、持って運べないけど、ヴァイオリンなら世界中持って歩けて、
    楽しい輪がすぐできて、人を和ませてあげられる良い楽器だと思います。
    さて、親の期待通りになるかどうかわかりませんが、
    今は、夢だけは大きく膨らませておきます。




  4. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: 慣れて来たのですね。

    「パパがうれしそうだったから・・」なるほど!そのとおりかも!
    チュー太郎は、おかげ様で昨日めでたく退院しました。
    前にもましていっそう可愛くなって帰ってきました。
    かなり痩せていましたが、飼い主の笑顔が一番の薬、
    楽しく可愛がってやろうと思っています。
    バイオリン、好きになってくれるといいですね。
    小さい時にバイオリン好きになると、天才になる事が多いそうですよ!

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