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第98話 地獄の3日間

2012年04月04日 17:51

前々回に書いた謎の激痛は、ようするに急性蓄膿症なわけだが、頂いた薬ですっかり痛みも無くなったので、そのまま放置していた。しかし現実は甘くなかった。菌類も生き物。「死んでたまるか!(薬に負けてたまるか!)」と、気合を入れて逆襲してきた。前回も激痛だったが、今回はそれをも上回る痛みだった。どれぐらい痛かったかというと、もう言葉で表現できないほどだ!徐々にあれ?痛いなと思いつつ本格的に痛み出したのは木曜日。あの公立病院は、外来は午前中で終わり。う~・・と唸りながら何とか痛みを耐え、金曜日の朝を迎える。朝一番に例の歯科へ電話を入れる。すると受付のあのクソ女(失礼!)が電話に出る。痛みを訴えているのに、事も無げに「予約でいっぱいなので月曜日に来て下さい」という。取り付く島もない。ああ何ということか。この激痛を、月曜日まで耐えなくてはならないのか!金曜日の朝、私は絶望的になった。そして、永遠とも思えた、長い長い、本当に長かった地獄の三日間が始まった。

・・・

痛みはどんどんひどくなった。奥歯は舌が触れるだけで激痛が走り、頭痛も酷かった。目や耳にまで痛みが走った。七転八倒し正気を失いそうになった。もしここが高層マンションだったら、痛みに耐えかねて窓から飛び降りたかもしれない・・・そんな悪夢のような事が頭をよぎるほどだった。結局私は痛みを我慢できず日曜日の夜にその病院へ行った。頂いた鎮痛剤は、やはり市販の物よりは強かったが、それでも痛みは残った。それよりも、ずっと「う~ん」と唸っていたのでさぞ血圧も上がっているだろうと想像し、自分の判断で血圧を下げる薬を飲んだが、この方が効いたような気がする。いずれにせよ、やっと月曜の朝を迎えた。朝一番に並んだ。順番が来た。呼ばれた。そして、あの先生が来た。だが・・・先生は、私の話を聞くなり、「ああ、あの歯が痛いの?じゃあ耳鼻科へ行って」と告げる。その瞬間私は、倒れそうになった。そう、そういえば先生は前に確かに言っていた。「またそこが痛くなったら耳鼻科へ行っといで」と。


そうなのだ!私は我慢する必要は全く無かったのだ。金曜日の朝に、耳鼻科へ行けばよかったのだ。ああ何ということだ!くっそー!口惜しい!あの地獄の苦しみは何だったのか。馬鹿過ぎる自分に、私は猛烈に腹が立った。そして歯科を出る時、受け付けの前を通った。つんけんしたこの若い女をにらむ気力も無かった。あの時この女が、わずか3m先に居る先生に、たったひと言「前に治療した○○さんがこう痛みを訴えていますが?」といってくれれば!!!!!と思ったが、悪いのは自分だろう。自分が大馬鹿だったせいだ。自業自得。彼女を怨むのは逆恨み以外の何物でもない。だいいちもう立っているのもやっとのボロボロな状態で、怨む気力も無かった。


フラフラして私は隣の耳鼻科へ行った。すいていた。すぐに順番が来た。呼ばれて中へ入ると、そこには、おお!!!天使のようなきれいな目をした、若い美しい女医が居た。その時点で私の痛みは半減した。


CTスキャンを撮ってその画像を見た先生は、「大変でしたね、さぞ痛かったでしょう」と優しい言葉をかけてくれた。地獄に仏とは正にこのことか。それから私が毎日先生の元に通ったのは言うまでも無い。と、冗談はともかく、それから一週間毎日一時間、朝と晩に抗生物質の点滴を受けた。おかげで血液検査の結果数値もかなり改善された模様。毎日先生に丁寧に鼻から薬を入れてもらい、口の中をチェックしてもらっていた。ちょっと幸せな時間だった。「もう良くなったので次は一週間後に」と言われたときは、う~ん、とても悲しかった。話のネタにチュー太郎をよく使っていた。「いつもベタベタしているから先生原因はチュー太郎では?」「その可能性は低いと思います。でも抵抗力が落ちてますのであまりベタベタはしないほうがいいですよ」「お風呂も一緒なんですが?」「やめたほうがいいです」「キスは?」「ダメですよ」などと時々笑いも出る楽しい会話が続いた。あ~何とかこの先生とお友達になりたいものだ。いい先生にめぐりあえて良かった良かった。(祝)


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ジャーン、チューちゃんコングで遊ぼ!

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喜ぶチュー太郎。痛みに苦しんでいるとき献身的になぐさめてくれた。心の支えだった

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かっこいい顔。チュー太郎はイケメンだ

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新しいサッカーボール。気に入ってくれた模様

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満開の梅の前で記念撮影

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撮影テク的には白目を入れたかったが残念


 


コメント

  1. ren | URL | H3.T54zY

    大変でしたね。もう大丈夫なんですか?
    一人暮らしは色々大変だと思います。どうぞご自愛下さい。

    コングに手をかけてるチュー太郎、とても可愛い。
    それに随分いい身体になってきました。
    パパさんのことも気遣っているようだし、最高の相棒ですね!

  2. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: タイトルなし

    renさんこんにちは
    そうなんですよ、本当に大変でした。
    こういうとき一人暮らしは惨めですね。
    おかげさまで今はすっかり元気です。
    もう二度とあんな目に遭わないよう定期的に
    病院へ通うつもりです♪
    そう、チュー太郎大きくなりました。
    来週いよいよ停留睾丸の摘出手術をします。
    心配です。幸運を祈ってます。
    ビーデルちゃん、お母さん思いですね!
    うちの初代も二代目も、このチュー太郎も
    皆そうでした。
    ドーベルは本当にそういうところがあります。
    だから僕は最高のワンコだと思うのです。
    話変わって、連ちゃんの凄い可愛い写真が出てましたね!
    最高です!

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