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第93話 犬に噛み殺された愛猫の思い出

2012年02月04日 21:08

私は大の猫好きだ。猫に「ニャー」と言われると、心がとろけそうになる。愛猫家でなければなかなか想像できないだろうが、よくなついている猫とのコミュニケーションには、他では得られない独特のものがある。 ・・・ それが、よく笑い、笑顔がとても可愛かったあの子の思い出・・・。


ふ、それにしても、そんな私が今は愛猫の対極のような存在のドーベルマンを愛しているのだから我ながら本当に不思議なものだ。一時期は犬の顔を見るのも嫌だったが、私にはそういう縁があったのか。きっかけは今から20年ほど前に、猫嫌いで犬好きの、ドーベルマンにあこがれを持っていた女性と結婚したためだが、おかげでドーベルマンという特別な、非常に素晴らしい犬種と出会えたわけだから、そのことについてはラッキーだったと思っている。


愛猫が犬に噛み殺された状況については第10話で記した。今思い出しても、私にとっては、人生最大級の悲しみだ。正に悪夢だった・・・。 猫や犬は、飼い主によっては、自分の実の子と同じぐらい(あるいはそれ以上に)大切で可愛いという。 例えば自分の子供が目の前で犬に噛み殺されたら、それがどれほどの衝撃か想像できるだろうか?


私は犬の恐ろしさをよく知っている。前にも書いたが私は学生時代にやったあるバイトの最中に、犬に襲われ重傷を負った事がある。その家の奥さんに案内されて中に入ったとたん(時間にして1~2秒か)突然柴系の中型犬に襲われ、足を激しく噛まれ、牙が奥深くまで突き刺さり、そのためにその晩から、非常に辛く苦しい咬傷治療との戦い、ウィルスとの戦いが始まった。完治するのに数ヶ月を要した。一歩間違えば、両足を失ったり、破傷風で命を落としかねない事態だった。これも正に悪夢。そして、それから数年後に、愛猫を噛み殺され、私は、認識不足の無責任なこういう飼い主達への怒りが頂点に達した。


だが、違うかもしれない。罪を憎んで人を憎まずという諺もある。犬を飼うのならせめてこれぐらいはしてよ、という最低限のしつけすらしない罪は確かに重いが、はたしてここ日本で、それが本当に罪なのだろうか? そう思ったのは、最近NHKで「犬の幸せって何だろう…ドイツ…」という番組を見たからだ。それにしても、評判だからある程度は知っていたし実際今ドイツに住んでいる元妻からも色々な話を聞いていたが、これほど凄いとは思わなかった。まさに欧米の諺「犬のしつけはドイツ人に聞け」だ。乗馬の世界でもドイツの技術力は凄いが、何か共通のものでもあるのだろうか。おかげで(番組で見る限り)ドイツの犬達は自由を謳歌している。街中で十数匹の犬達がノーリードで闊歩!しているではないか。信じがたい光景だが、街のドイツ人たちは誰もそれを気にする様子がない。これも犬を飼う人たちに課せられる厳しい躾訓練の賜物だろう。


リポート役の、ベテラン愛犬家浅田美代子さんも驚きの連続だったようだ。施設で一週間犬を任された彼女へのアドバイスは、いちいち理にかなった納得するものばかりだった。そういう技術論はともかく、それよりももっと印象的だったのは、やはりシステムの違いか。日本のようなペットショップは禁じられ、希望者は手間をかけ施設かブリーダーから譲ってもらうしかない。しかも犬への福祉を充実するために飼い主には犬税が課せられ、しつけが出来ないようなら犬を取り上げられるという。「生鮮商品」と割り切り犬の命をとても軽く扱う日本の業界の実態、さらには無責任に捨てられ毎年大量に殺処分される日本の現状との違いは、あまりに大きい。


犬の幸せを考えるのなら、番組で示されたああいう見本を参考にすべきだろう。私も、あの飼い主たちを怨んでいる暇があったら、この番組を見習って、機会あるごとに言葉を発していこう、などと思う・・・


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利口で最高に可愛かった2代目チューちゃん

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3代目のチビ助には無い、可愛い尻尾

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2代目チューちゃんが死んでから現れるようになった白猫

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悲しみに暮れていた私を、とても慰めてくれた。それにしても荒れ放題の当時の庭

 

 


コメント

  1. ren | URL | H3.T54zY

    私も例の番組見ました。
    色々と考えさせられましたよ。日本はまだまだですね。

  2. チューちゃんのパパ | URL | -

    Re: タイトルなし

    こんにちは~コメントありがとうございます。
    なかなか印象的な番組でしたね。
    多くの人に見てもらいたい番組でした。
    連ちゃんもビーデルちゃんも、ほんと可愛いですね。
    うちのも、日々ますます可愛くなってきています。
    またアップしますね。ぜひ遊びに来てください。
    アイホーン意外と丈夫なんですね。良かったですね!

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