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第242話 失明の恐怖

2017年07月26日 19:12

私のような糖尿病患者には、合併症の予防が欠かせない。しかし加齢とともに健常者でも通常起こりうる病や衰えは、努力してもそう思い通りにはならない。そういうものの中に白内障がある。年齢とともに発症が増え、高齢になるとほとんどの人が掛かる病だ。欧米では「治療薬」も出始めているそうだが、日本ではまだ認可されておらず、基本的に手術でしか治せないという。白内障を放置すればやがて失明する。症状が軽いうちなら手術も楽なのだそうだ。しかし実は最近までは手術のレベルがそれほど高くなく、「見えればいいでしょ?」というレベルだったのだという。「でも今は違いますよ~」と言われてもね、なかなか怖い。

少し前に目に異常を感じたが、症状が無くなったので気のせいかと思ったが、また現れ、今度はしっかり異常を確認した。糖尿病の合併症で失明が多い。糖尿病が毛細血管を破壊するからだ。足を失ったり臓器が壊れたりするのも、それだ。今回目に異常を感じ、糖尿病の恐ろしさを強く意識した。普段健常者と変わらなくとも、何か病にかかると、健常者と同じというわけにはいかないところが怖い。

さて、糖尿病性網膜症はガーンと出血して目の前が真っ黒になるまで自覚症状は無いそうなので、このケースはおそらく加齢による白内障だろう。そうすると、せっかく今はまだほとんど気にならない程度の異常なのに、リスクを冒してまで目を手術するべきなのだろうか。「簡単簡単」と言われても、術後見え方がいろいろ変わるという。嫌だな。それに何と言っても、糖尿病患者は、手術後の感染リスクが高いという。そうなった場合は失明する危険が高い。

最終的に決めるのは自分だ。失明は恐ろしい。失明すれば孤独な単身者の私には想像を絶する苦難になるだろう。そして、チュー太郎がいる間は、絶対に失明するわけにはいかない。難しい判断を迫られそうだ。


チューちゃんパパ怖いよう~
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第241話 まるで忠犬ハチ公のドーベル

2017年07月14日 13:09

日本ではあり得ない光景だろう。どこかの国の、客が次々に降りてくるエスカレーターの前で、でっかいドーベルマンが、ビシッとお座りして飼い主が帰ってくるのをひたすら待っている。ノーリードだ。一時でも早く飼い主に会いたくて家とか駐車場から逃げ出してきたのだろうか。後姿からけなげさが漂っている。それをクスクス笑いながら撮る撮影者。ノーリードだから撮影者は無関係の人だろう。お利口なこのドーベルマンにも感心したが、周囲の人々の寛容な反応が素晴らしい。「まあ飼い主さんの帰りを待っているのね。なんてお利口なワンちゃん」という感じで大勢の人が通り過ぎる。相手はどでかいドーベルマンだ。日本でなら警察が出動して捕獲にかかり、テレビで報道されるような大騒ぎになるだろう、いつぞやの事件のように・・・

いつから待っていたかは不明だが、2分ほど前に飼い主の臭いを察知、起き上がる。まだかなり遠いと思うがさすがだ。近づくにつれソワソワ。こうなるとさすがに降りてくる人達から笑顔が消えるが、それでもよっぽど皆さん犬好きなのか、「お、かっこいいドーベルマンがいるじゃん」という感じの反応で、かまいたくてたまらないけど我慢しているようにも見える。テレビの撮影か何かと思ったのかも知れない。そしていよいよ飼い主がやってきた。発見すると尻尾をビューンと振って飛び掛かってハグしてもらう体勢に。飼い主さんの表情は、「げ、なんでお前がここに」という感じかな?大喜びしてキスするワンコの感激ぶりに比べ冷めている。恐らく撮影者の後ろには、警備員やらスタッフやらが、ずらりと並んでいて、「飼い主は君か!」という剣幕だったのだろう。さっそく何かを言われ始まるところで動画は終わる。

ドーベルは本当に可愛いね、つくづく。
ドーベルと出会えて最高に幸運だと思う。

三人掛けのソファーなのにどんどん近寄ってくるチュー太郎。
そんなにパパのそばがいいの?可愛いやつ。(邪魔くさいけど)
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