FC2ブログ

第206話 冬は愛の手作りラード

2015年12月26日 00:38

最近痩せ気味なチュー太郎。試しに餌の量を増やすと、やはり便がゆるくなってしまう。今のご飯メニューは、いつもの大型犬用ドライフードに、冷凍した手羽先の先と私の手作りヨーグルトと栄養価の高いドライフードを少々。冷凍前の新鮮な手羽をあげられればそれで解決しそうだが、これは週末にしか手に入らない。経験上こういう時に必要なのは、市販品よりも、出所が確かな材料を使った、手作り品だと思っている。そこで何か良いアイデアがないか、いろいろ探ってみた。


その前にもう一度チト考える。今の季節は活発な犬が痩せやすい冬。庭では走り回っているし、家の中でも元気いっぱい私と遊んでいる。表情はいつもご機嫌で食べっぷりも豪快。睡眠も気持ち良さそうに熟睡。もう健康そのものだからこのままでもいいのだが、しかし!犬ぞりの栄養学というサイトによれば、冬はラードなどを与えないと犬がどんどん痩せるのだとか。今一番活発な年齢で運動量が多いチュー太郎は、この冬、同じ現象が起きているのでは。痩せてきたのはエネルギー源である脂肪が足りないためと思えてきた。そこでラードを手作りし、あげる事にした。結果は、大成功?


見た目だが明らかに良い変化があった。毛艶が良くなりふっくらとした。心配した便も適度な硬さの非常に良い便に変わった。最初、冷えて鍋に白くこびりついたラードを、試しに鍋ごと床に置き、チュー太郎に食べていいよのOKサインを出した。しかし初めて見るラードを怪訝そうな目で見るだけで、ついには無視。全く食べようとしなかった。「チューちゃん、パパせっかく作ったのに、いらないの?」とガックリきたところへ、やがてクンクン匂いを嗅ぎだし警戒しながらも一回ペロっとなめた。すると「うま!」という表情にパッと輝き、後はもう鍋がピカピカになるまでなめ回した。今は餌をあげると真っ先にラードを食べるようになった。


問題は材料の確保だ。なるべく脂だらけの豚バラ肉のブロックを買って豚の角煮に。それを作る過程でラードを作るのだが、最初は「超うまーい!」と感激していた豚の角煮も、食べ続けると嫌になる。他にラードを作れる料理はないかと考えてみても、結局肉料理に変わりはない。ああ、お寿司が食べたーいと思う今日この頃である。


ちなみに私のラードの作り方だが、超簡単適当。フライパンで肉塊を全面こんがり焼く。肉から出た油が焦げないよう次々回収。冷えて固まるとラードに。それだけ。そして、焼いた肉塊を料理酒1対水1に浸しコトコトゆでる。肉を取り出しスープを氷水で冷やし固まったラードを網やこし紙で回収。油を除去した澄んだスープに、ショウガ、ネギ、醤油、みりん、砂糖を、お好みの量で味付けし、また煮込む。軟らかくなったら一晩寝かし、翌日表面に油が出て固まっていたらこれも同様に回収する。計三種類のラードが出来るわけだが、少々味が付いていても気にならないようだ。 
DSC_0267.jpg
チュー太郎、ラードが無いと悲しそうな顔をするから、春まで豚の角煮を作り続けるしかないかこりゃ。




スポンサーサイト

第205話 服のリフォームはボッタクリ?

2015年12月10日 17:44

まあ、あんまり想像もしたくないが、念のため葬式用の黒服を用意した。太ったせいで昔の服はほとんど着られないが、洋服箪笥から出した礼服は、すっと着ることができた。そんなサイズだから、そう古いものではあるまい。確か5年ぐらい前のものか。デブ用礼服は安売りなんかしないので、けっこうな値段で買った物だと思う。今は人付き合いがめっきり少ないので、この服はおそらく2~3回しか着ていないはず。そう、限りなくゼロに近い。しかし!よく見ると小さな穴が数か所。oh my God! 虫食っているのだ。ちょうど裏地がない部分。これでは中に着る白いYシャツで虫食いが世間にバレてしまうだろう。親兄弟甥っ子姪っ子だけの身内だけならそんなの気にしないが、他人も来るだろうから、親に恥をかかせるわけにはいくまい。何とかしなくては。ということでリフォームへ。


本当にごく小さな穴が4つだが、見積もりはなんと2万円と消費税!「お客さん、どちらへ持って行っても同じですよ~虫食い穴ひとつにつき最低5千円と(業界で)決まってますから」という。「それって談合でカルテルで独禁法違反でアメリカなら重罪ですよ!」てなことを冗談交じりで言うと「ここは日本ですから」とぴしゃり。しかもよく見ると他にも2か所虫食いがあり、「最低3万円以上かかります」、とおっしゃる。仮にこのスーツが10万円だったとして、見た目は新品同様、捨てるのは、いかにももったいない。しかし3万数千円も使ってツギハギだらけのスーツを着るなんてアホだし、あんなミクロな穴をふさいでもらうのにこんな大金払うのも、もっとアホらしい。そこでネットで私が着れそうなサイズの礼服を探してみた。相場はだいたい6万円ぐらい。2万円ちょっとの差なら、新品の方がいいでしょ、やっぱり。


日本経済と産業は、低コストの粗悪品の大量消費と使い捨て文化で大きく成長してきたといわれる。でもそれは昔の話であろう。成熟した国になった今は、半永久的に使える高品質な物を作り豊かな文化を育むという英国式スタイルが大事になるだろう。それにはリフォーム文化の水準向上がかかせない。高品質なリフォーム文化が、すなわち本物の逸品文化の証明といえまいか。話は戻って、けっきょく大手量販スーツ店で、某特別キャンペーン価格で、4万円ほどで新品を購入したのだが、店長さんとそのリフォームの話をすると、「お直し技術があまり良くない割には値段がうちの数倍もする」と言っていた。口では言っていないが、ニュアンス的には「リフォーム屋さんはひどいボッタクリですよ!」と言いたげだった。そういえばあの店員さん、「自分は素人でどう直すかは今答えられない」と言ってたっけ。前金で3万円以上も請求していたくせに、だ。 ・・・頼まなくてよかった。帰り際、ありがたいことに店長さんが「またこういう事が無いように」と、800円の「防虫スーツ袋」をサービスしてくれた。ああ、他店だが、5年前にもこれをくれていたら、と思わずにはいられなかった。

DSC_0230_20151210173016be7.jpg
某ヤマハ代理店のピアノオーバーホール技術は素晴らしかった。感動した

良い音が響く50年落ちのピアノ