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第163話 繋ぐべきかゲージに入れるべきか

2014年03月18日 13:10

私の日常は、ほとんど家で過ごす毎日だが、それでも食料品の買物などの小用でわずかに外出する。大抵2~3時間だろうか。それ以上の長時間になる事は滅多にない。単身者でワンコ依存症の私は、それ以上離ればなれになると禁断症状が出る。帰宅するや否やワンコをゲージから取り出し、「会いたかったよチューちゃん!パパ無事に戻ってきたよ!」と涙ながらにガシっと抱きしめ再会を喜ぶ。抱かれたチュー太郎も同様に感激しているのか、「アホー」という冷めた顔をしているのかは、ハグしているのでよく分からないが、ただ玄関を開けて真っ先にゲージを見ると、大抵チュー太郎はくつろいだ様子でぐっすり寝ている。


これは私が、ゲージがワンコの寛ぎのプライベートルームになるよう、細心の注意を払っているからだろう。具体的には、排泄のタイミングを注意深く計算しゲージ内で我慢させない、長時間閉じ込めてストレスをかけない、手を安易にゲージ内に入れるなどしない(不必要に領域を侵さない)、天日干しした自分の匂いがよくしみ込んだクッション類を大切にし、当然風通しや気温、衛生にも気を遣う等々だ。猫が排泄物を埋めて隠すのは、敵から身を守るために臭いを察知されないようにするためだ。大抵の動物たちはこのように、本能的に常に敵におびえている。ゲージという人工物は、その恐怖からかなり解放してくれる。また安定した、もたれられる環境になるので、大型犬には肉体的にも実際快適な面がある。


話が逸れるが、ちなみに馬と厩舎。馬に、トレーニングの後「おつかれさん」と尻をポンと叩くと、やれやれという感じで自ら厩舎に入っていく。大抵その頃には掃除を終え新しい「おがくず」がひいてある。そこでいきなり排泄されるとがっくりくるが、ウッヒョーという感じでゴロゴロしてくれると、見ているこちらの方がうれしくなってくる。馬は長時間しまわれっぱなしになるので、厩舎から出そうとすると普通喜ぶが、決して厩舎が嫌いなわけではない。馬たちは外敵から守られる快適な場所と思っている。だから人間が入ってくると、あまりいい顔はしない。信頼と絆で結ばれ「家族」と認識されている人間なら多少は許してくれるが、私の経験では、自分の馬と他人の馬とでは大違いで、怖くてよその馬の馬房の奥にはとても入れなかった。


話を戻して、こんなような話を私は、ある猫好きの女の子としていて、そして彼女からこう指摘された。「外に繋いだ方がいいのでは?もしゲージに入れておいて帰る途中に事故にでもあったらワンちゃんはどうなるの?」と。 うううむ。実は今でも、長時間の外出になる時は外に繋いでいる。で、私が帰宅した時のチュー太郎の表情は正反対だ。すっかりくつろいだ様子のゲージの時と違い、繋がれた場合は、まさに憔悴しきったという感じだ。破壊行動もすごい。ベンチに5メートルほどの鎖で繋ぐのだが、この重たいベンチはひっくり返って引きずられ、手の届く物いろいろな物が壊されている。また、おそらく通行人に吠えまくっていた事だろう。さすがにもう異物を食べたりするような事はなくなっているようだが、もうボロボロな感じだ。


しかし、彼女の説には一理ある。倒れたり事故に会ったりして意識不明になった時、庭に居れば生き残れる可能性が高い。当然水はたっぷり用意しておくので、少なくとも数週間はもつだろう。しかしゲージでは数日で死ぬかもしれない。否、脱出して家の中の食料やトイレの水で生き延びるだろうか。しかしそれでも外には出られないから結局はダメか。 ・・・ 迷うところである。


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一番好きな古着遊び。私がこれを持って逃げ、チュー太郎がそれをゲットし引っ張り合う。空を飛ぶように飛び掛かってくる

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「持って来い」と言われ、古着で遊んでもらえると思い大喜び。興奮した時の、うさぎのような耳が可愛い

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家の中で寛ぐチュー太郎。本格的に寝る時だけゲージに。こういう所でも寛げるが、滑るのでゲージの中のようにはいかない

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新たに、最近作った茶碗。重いのが好きなのでずっしり重くした。中々いい。抹茶は体にいいしね

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酒飲み3点セット。ウィスキーと抹茶と水。この水飲みコップはバカラ製。バカラの中では安物の部類だがこれは名品だ。水がおいしくなる。定価で一万円。怪しげな並行輸入業者なら、半額ぐらいで買える。



 

第162話 無駄吠え禁止で増える運動量

2014年03月06日 17:25

最近あるご近所さんから、「今度の子は吠えないね。全然うるさい声が聞こえてこない」と、お褒めの言葉を頂いた。「今度の子」すなわちチュー太郎は、家猫ならぬ家犬で、ほとんど私と一緒に家の中に居るので、よその子に比べ静かなのは基本的にはそのためだろう。でもそれは先代も先々代もほとんど同じ。ちなみに、うちには庭があるので当然ブラブラ外で自由に過ごす時間はあるし、排泄もすべて庭で行っている。また、敷地が角地にあるので、周辺道路の通行量は単純計算で普通の2倍になるわけだから決して少なくはない。だから吠える環境があまり無いわけではない。吠えない調教は、3代とも適度な範囲で適切にしてある。今のチュー太郎だけが特別に厳しくということはない。ではなぜ今の子は静かだねと言われるのだろうか。


答えは簡単。ズバリ、不審者(主に怪しげな訪問販売業者)が昔に比べぐっと減ったせいだろう。そういう連中が家に来ると、フーフー興奮し、ドアを開けると家を飛び出し、ドーベルマン独特の凄まじい怒声を上げながら門まで一目散で飛び掛かって行く。先代のチューちゃんは特に気が強かったので、家から離れても吠え続け、止めなければ、業者がこの住宅街から撤退するまで吠え続けていた。ご近所さんたちはただ「うるさいなあ」と思っていただけだろうが、実はこの住宅街の防犯に、とても役立っていたのである。先代が居た頃は、泥棒がこの住宅街で仕事をするのは、ほとんど不可能だったと思われる。


そんな先代チューちゃんは、非常に賢くて、激しく吠えたてている時でも私の指示ひとつでピタリと止んだ。逆に「ゴー!」の合図で激しく吠えかかった。昔、「ちり紙交換」という古紙回収業者がよくいたが、ある日、古紙を渡した時点で「すみません雑誌の回収は規則で有料になっているんですよ。合計何千円です」とほざくタチの悪い業者が居た。「はあ?」と私がブチ切れた瞬間先代チューちゃんもブチ切れたようで、凄まじい勢いでこの男に吠えかかり、かなり危険な状態になった。というのもこの業者、「お金払えないなら雑誌は引き取れません」と、車から降ろし庭に雑誌をばらまいていったのだ。その時の私の怒りを察知し、先代チューちゃんもこの男は許せんと思ったのだろう。だが襲ったら大変だ。素早く門へ先回りし待ち構える怒り狂ったチューちゃんからこの男を無事逃がしてやるのに私は大変苦労した。 ・・・ それにしても、私とドーベルの最強コンビだからこんな笑い話で済んでいるが、これがか弱い女性だったらどうなっていただろうかと思うとぞっとする。それぐらいの者だった。


話変わって、吠える時通常犬は止まっている。だからストレス解消にはなるだろうが、あまり運動にはなるまい。そこで私は、散歩中の通行人などに吠えそうな時は、素早く止めにかかる。するとどうなるか。じっとしていられないので、庭中を駆け回るようになる。冬でもハアハアへろへろになるぐらい、夏では熱射病の危険が心配なほどガンガン走る。これは運動の手間が省けてとても便利だ。無駄吠え防止とまさに一石二鳥。待っても待っても通行人が誰も来てくれない時は、仕方がないからタオルや古着などを使って誘い運動させているが、今2歳半のチュー太郎は運動量がピークで半端じゃない。キリがない。だから、通行人の方が気をつかって、あるいは怖がって、「ごめんなさ~い」とか言いながら素早く通り過ぎ去ってしまうと、「ああ奥様行かないで」と呼び止めたくなる。というわけでいつも庭から声をかけ愛想よくしているのだが、でも、ニコニコ挨拶してくるオイラのこと、さぞかし不気味に思っているのだろうなあ通行人の皆様。普通の人はドーベルが怖いだろうしね。


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時速100km?のような勢い

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急回転でUターン

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迫力の加速

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まるで、でかい弾丸

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通行人を見ている

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可愛い顔。通行人が居ない時はこの古着で誘って走らす