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第141話 犬の危険な噛み癖への対処法

2013年05月31日 18:03

肉食獣である犬の牙は凶器。肉を引き裂くための道具。だからもし敵意むき出しで噛みつかれた場合、それが小型犬でも、噛まれた方は大きな深手を負う。小動物ならひとたまりもなく絶命する。実際昔、うちの先代や先々代のドーベルが、散歩中たまたま通りかかった野ネズミをゲットしたことがあるが、いずれも噛まれた瞬間絶命していた。犬の敵意むき出しの噛む力は、それほど恐ろしい。ではやはり犬の危険度は体の大小に比例するのだろうか。私は、体の大小より、その性格が問題だと思う。大人しい性格の子より他人に敵意むき出しの子の方が、例え体が前者より小さくても、危険性ははるかに高いはずだ。


残念な話だが、うちの今の子は、他人に虐待された経験があるせいか、あるいは幼児期にいろいろな事情があって他人と接触する機会が少なかったせいか、他人との接し方に先代ほどの落ち着きがない。だから私は、他人がチュー太郎の至近距離に近づいたとき、非常に警戒する。例えばたまに親しい人と道で会ったりすると、この子は過度に喜び興奮してしまう。そういうとき私がどうするかといえば、首根っこを摑まえ、さらにはリードに自分の全体重100キロを、犬の首の横方向へいつでもかけられる状態にしておく。ちなみに縦方向にかける、すなわち「リードを引っ張る」をしてしまうと、「重力への抵抗原理」のスイッチが入ってしまい、「GO!」と勘違いされる恐れがある。新馬調教のときにこれをやると馬は勘違いし、「行け行けGOGO!」の暴走になってしまう。


チュー太郎は私のコマンドを非常によくきく名犬だ。「やめ」と言えば即座に静まる。それでもこれぐらい私は警戒する。自分のドーベルマンのそばに他人が近寄るという事は、それぐらいのことなのだ。最近ニュースになったドーベルマンの事件を聞いて、ああ、またかと思った。調教に自信が無いのなら、外へ出る時は口輪をすることをお勧めする。ついでに爪も丸めておく。リードに全体重を横方向にかければ500kgもある馬と違い人間より軽い犬など軽く制御できるはず。この3点で、外で他人にケガをさせる心配はまず無いはずだ。口輪は、私は付けた事が無いので知らないが、ネットで調べると3千円ぐらいから数万円まで、様々なものが売られている。日本の夏は暑いので、舌をハアハア出せるものが良いだろう。


さて、話は変わって、次は家庭内でのワンコの牙だ。ウ~と唸っただけで主人に殴られるのは不憫なものだ。私なら喜んでその挑戦を「カモン!」と受け入れる。飼い主が決してやってはならないことは、噛まれることを怖がることだ。怖くないようにするためには慣れるのが一番。しょっちゅう犬の口の中に手を入れよう。入れたい時は犬が嫌がっても無理やり入れる。コツは、あごを撫でるように下から下から手を入れること。片手が入ったら素早く両手を入れる。外側両面が手のひらなら、強く噛まれても痛くないし両手の腕力の方が勝るので犬は口を裂かれる恐怖を嫌がり抵抗しない。また、指だけ入れる時でも、犬の唇のたるみを中に入れれば、噛むと自分が痛いので噛まない。一方それだけでは加減を理解できないので、思いっきり噛む経験をコングなどを使って積むことも大切だ。ストレス解消にもなろう。(いうまでもなくこういう方法は犬との一定の信頼関係が必要。敵対関係では危険。実践はあくまで自己責任で)


とにかく、犬も人間も、経験を積むことが大切だと思う。「絶対に噛ませない」方式では、万一何かの拍子、条件反射か何かで噛んでしまった場合、犬も人間もパニックになることは目に見えている。パニックがパニックを呼び、恐ろしいエスカレーションを起こすだろう。 ・・・ ピアノを弾く私は、手のコリを取るために、チュー太郎によく噛んでもらっている。手を全く傷つけず適度な強さで実に上手に噛んでくれる。牙がつぼに入るのかコリが取れて本当に気持ちいいのだ。肩を噛んでもらうのも結構気持ちいい。でも最近は、噛ませ過ぎなのか、あまり噛んでくれなくなった。なので、わざと上から叩いたりして挑発して噛ませている。


犬の口に手を入れ噛ませている様子。慣れているため全く落ち着いている。


最近ますます可愛らしくなったうちのドーベルマン。バックに流れているピアノ曲はこの子を見ていて浮かんだ旋律を即興で作ったもの。

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夜、隣でまどろむチュー太郎



 

第140話 犬に自転車は禁物?

2013年05月06日 17:01

犬に長距離走は禁物? 私の答えはYES。私の経験では、馬も犬も長距離走をとても嫌う。命令されれば渋々するが、自分からしようなどとはけっしてしない。飼い主への忠誠心が強いドーベルマンなどは、体のあっちこっちが悲鳴を上げて痛くてたまらなくても、必死に頑張るだろうが、最後には力尽きる。馬などは自分の判断ですぐにやめてしまう。よく、最も長距離走が得意な哺乳類は人間だといわれる。マラソンランナーなどは、犬はおろか馬にも普通に勝てるそうだ。物理学の世界では、4足よりも2足歩行の方が、エネルギー効率が良いのは常識で、4足より2足歩行のロボットが多いのは偶然ではない。まして犬は、人間や馬と違って汗をかけない。汗をかく必要が無い氷点下の環境ならともかく、人が走って汗をかくような気温なら、長距離走は十分な注意が必要だろう。


ではなぜ「犬は長距離走が得意」などとよくいわれるのだろう。ネットで見ると、まるでそれが常識のようにまかり通っている。思うに、エスキモー犬のイメージがあるのではないか。そう、それは、氷点下の極寒の活動なのだ。そこがまず一点。もうひとつは、犬ぞりの過酷な長距離走は、数あるレースの中でも頂点の一つだ。鍛え抜かれた選ばれたワンコたちだけが出場する。しかも休憩の出来不出来が勝敗の大きなファクターだ。プロ中のプロが休憩に細心の注意を払っている。どんな犬でも簡単に何百キロも走れるわけではないのだ。たとえ獲物を追って百キロ走る犬がいるとしても、それは途中で犬が自分で適度にリセットしながらの百キロであって、人間の命令で機械的に走らされるのとはわけが違う。さらにいえば、そういう過酷な運動をさせられる犬たちの寿命はどうなのか。運動量の多い犬たち、例えば警察犬や牧羊犬は、寿命がとても短いと聞く。健康のために運動をさせているつもりが寿命を縮めていたのでは本末転倒だ。


さて、マラソンランナーでもない限り愛犬をヘロヘロにさせられるほど走れる人は滅多にいないので、まあ普通は心配ないのだが、ここに一つ落とし穴がある。人間には文明の利器があるのだ。これは冗談ではなく本当の話だが、何かのテレビで、運動のためと称して、車にリードをつないで犬を走らせているシーンを見たことがある。まさに虐待である。と思う。では原付バイクは? これもNGだろう。じゃあ自転車は? これは微妙だ。こういうことが分かっていて、細心の注意を払ってするのであればアリだと思う。私のような走れないデブには、これほど便利な機械はない。だが、うちの初代と二代目のドーベルでは、両方とも足を痛めてしまった。あれほど注意していたのに。我が儘な馬たちと違って、律儀なドーベルたちは、飼い主の期待に応えようと、必死に頑張ってしまう。風景のいい田舎町を、ぴったり横についてくれる賢い愛犬と自転車で走る解放感と気持ち良さは、他に代えがたいものがある。だからついついやってしまう。


・・・この三代目ドーベル「チュー太郎」では、芝生はあきらめ、庭でガンガン走らせている。だから運動量は十分。あえて自転車デビューさせる必要はない。実はチュー太郎と一緒に走ることを夢見て、おニューの自転車まで買っているのだが、そういうわけで未だほこりをかぶっている。試しに伸縮リードを使ってアスファルトの上を走らせてみると、やはり土の上と違って、かなり嫌な負担があるようだし・・・。 でもね、一緒に走りたいな。おいらの我が儘かな?少しぐらいならいいでしょチュー太郎、付き合ってよ

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今日も元気に食事

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ああ美味しかった、という顔

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チューちゃん運動しない?

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よっしゃー!と走るチュー太郎

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伸びる体と前足

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着地

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収縮

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脱兎の如く

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長時間続ければ故障の元だが庭では止めるのワンコの自由だから安全