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第119話 一番良い薬

2012年08月18日 17:04

最近は激しい雷雨の日が多い。地球的気候変動の影響なのだろうか。だとしたら怖い話だ。私が居る所は、山の上部のため水はけがよく、土砂崩れの心配はほとんど無いと思われるが、500mほど下界の別荘地では土砂崩れが発生し被害が出ている。天気予報によれば明日からは晴天続きらしい。あと一日の辛抱か。 月齢10ヶ月のチュー太郎は今、やんちゃ盛りで時々うっとおしいが、可愛い盛りでもある。犬はすぐに年をくう。特に大型犬の寿命はとても短い。チュー太郎も、あっという間に年をとり、老犬になるだろう。このワンコには数回にわたる手術代や長期の入院費などで、ばく大な費用が掛かっている。だから普通のドーベルの2倍ぐらい生きてくれなければ元が取れないよ~とチュー太郎をナデナデしながら私は時々つぶやいているのだが、期待に応えてくれるかどうか。


先日この別荘地で一番仲良くしてもらっているご近所さんの愛犬が、突然亡くなった。8歳だった。白い小さなシーズー系の子で、よく鳴く子だった。鳴き声が聞こえると、ああ○○さん居るな、と思ったものだ。亡くなって数日後に会ったが、もう落ち着いたのか元気そうで、「寂しいからチューちゃんをしばらく借りようかな」と軽くジョークを飛ばすほどだった。私も先代チューちゃんが死んで、それ以後相当落ち込んでいたが、このチュー太郎が来てからは、だいぶ変わった。そういう話をすると、「そうだね」と、寂しそうにつぶやいていた。「彼」にまた良い縁があることを祈りたい。


このワンちゃんの死は、別のご近所さんと山歩きをしている時に電話で知ったのだが、このニュースに「彼女」はかなり動揺していた。実はこの人のワンちゃんも死に掛けていたのだ。15歳と高齢なヨークシャー・テリアで、もう餌も食べなくなって、寝たきりなのだという。そうなるともう時間の問題だろう。私はそう思っていた。ところが数日後、私は奇蹟を見ることになった。なんと、元気一杯草原を飛び跳ねているではないか!んなアホな 


いったいどんな治療をしたのか?どんな薬を使ったのか?あの子を治した名医はいったい誰? 答えは、彼女の姪御さんだった。事情はこうだ。このワンちゃんを買った直後に彼女は海外に赴任する事になり、幼犬の頃から成犬になるまで姪御さんが預かっていた。そして、たまたまその姪御さんが山荘に遊びに来たのだ。このワンちゃんから見れば彼女は懐かしい母親だ。話をうかがった感じでは、相当久しぶりの再会のようだ(ひょっとして生き別れになって以来初めて?)。ぐったり死に掛けていたはずのこのワンちゃんが、姪御さんの声を聞くなり飛び起き狂喜!そしてその夜は、ご飯をもりもり食べたのだそうな。動物病院へ連れて行っても、何をしてもダメだった子が、こんなにも元気になるなんて!というお話だった。姪御さんとの劇的な再会は、このワンちゃんにとって何よりも素晴らしい一番の薬だったのだ。犬の特性、それは人間を感動させる事が多い。元気一杯草原を飛び跳ねている姿を見ながら、私は、さわやかな感動に包まれた。  良かったね、ワンちゃん。



ところで(以下政治的な話。嫌いな人はスルーを)、昨今話題の領土問題のあおりで、楽しみにしていた韓ドラが放送中止になってしまった。何でも主演の韓国人俳優が、日韓の意見が対立する領土問題で、韓国側の意見に賛同する水泳大会に参加した為だという。いつから日本は自由な主張を許さない国になったのだ。この調子では、絶対日本が正しいと言う意見に賛同しなければ、非国民あるいは反日分子とレッテルを貼られ、何をされるか分からない。右派大衆紙の読売や極右の産経新聞なら分かるが、リベラル派と思われる朝日や毎日新聞までもが一緒になって隣国を泥棒呼ばわりし、民族への蔑視を扇動するに至っては、もはや戦前と同レベルと言わざるを得ない。例えば毎日新聞に載った「公正さが無い領土的野心のある国々に囲まれている平和立国日本(要約)」という被害者意識を煽る文章(発信箱:「平和立国」はつらい=布施広 毎日新聞 2012年08月16日)。こういうたぐいのものが出回るおかげで「毅然とした態度で!」「戦争も覚悟しろ!」とか「○○人をやっつけろ!」などという意見が蔓延するようになる。

今日の日経新聞によれば、実際に政府は、韓国経済に打撃を与える目的で、通貨スワップの拡大中止、国債の購入中止など、事実上の経済制裁をするという。それで報道に煽られて激昂した国民の溜飲を下げ、支持率アップにつなげようということか。気付いていないようだがここでの経済制裁は、国連に同調して行う経済制裁とはわけが違う。国際的には半戦争行為になる。ワシントンポストだったか、ナショナリストのお祭りと揶揄していたが、極めて深刻な事態だ。馬鹿に付ける薬は無いものか。国際的な影響力のある一流紙ウォールストリートジャーナルが13日の記事で、両国の歴史書を研究した結果、竹島は日本が韓国を植民地支配するまでは韓国の領土だったと断定している。日本のエリート官僚達も読んでいるはずのこの記事が、隣人を泥棒呼ばわりする事から目を覚ます一番良い薬になるかもしれない。


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ソファのパパにちょっかいを出してくるチュー太郎

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倒木のせいで壊れたデッキでくつろぐチュー太郎

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股の間に入るのが好きらしい。いつも入ってくる

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チューちゃん、と呼んだところ

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ビューンと向かってくるおりこうなチュー太郎

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森の中を散策


たまには付けの練習


第118話 元気発散法

2012年08月13日 15:42

猛暑地獄の自宅から、やっと山へ帰ってきた。予定では長くても3日で帰るはずだったのに、イロイロあって結局10日ほども居た。せっかく山荘を持っているのに、一番肝心な時に行けないなんて、ついてない。世間的には別荘を買っても、ほとんど行けないという人が大半なのだそうで、私も少しは普通になったということか。普通でない私は、とにかくこの10日間が辛かった。こんなに暑い目に遭うのは、本当にひさしぶりだった。


5年前に高い金を出して付け替えた1階リビング用エアコン、暑い季節は山へ行っているから当然ほとんど使っていない(未使用と言ってもいいぐらい)。だから動くかどうか心配だったが、案の定このいざという時に故障で使えない。早速修理を依頼。数日後やっと来たと思ったら、「ああ惜しいですね~5年を数日過ぎているので修理には新品に買い換えるのと同様の費用が掛かります」という。「ふざけるなー!」と言いたい気持ちをグッとこらえとにかく暑いので取替えを依頼。ところがこれも数日後になるという。もう山へ行くから、ならもういいやとエアコンを断念。結局扇風機フル回転でなんとかしのいだ。「パパ暑いでちゅ!」とチュー太郎がプンプン怒ったのは言うまでも無い。


山へ到着すると、そこは天国だった。涼しい風が爽やかに吹き抜け、暑さでくたばっていたチュー太郎も、いっぺんに元気になった。私はチュー太郎とがっちり抱き合い、「パパ!」、「チューちゃん!」と、耐え抜いた酷暑地獄からの生還を喜び合った。空気はうまいし、山は本当に最高だね


山に戻ってからチュー太郎に変化があった。とにかく元気。有り余る元気。元気あり過ぎ。馬術用語でいうところの、「かかり過ぎ」状態になっていた。まあ自然馬術調教、じゃなかった、ワンコの自然調教(良い行いを褒めるだけで悪い事をしても基本的にほかりっぱなしで怒らない調教法)をしている私には、このかかり過ぎ状態も別にどうって事無いのだが、山のお友達(お年寄りばかり)に何か有ってはまずい。実際チュー太郎をヨシヨシしていて飛び掛られてしまったペンションのママさんは、尻もちをついてしまった。


そこで考え付いたのが、「どこでも駈足回転」作戦だ。どこかでも書いたが、馬の調馬索の要領で自分の周りをぐるぐる回転させる。ガンガン走らせるが、無理をさせる必要は無いので、ワンコが疲れたら自由にやめさす。心地良い疲労感があると、チュー太郎はかなりおとなしくなる。そうでない時の、あの怪獣のようなチュー太郎の父親(未調教な超凶暴50kgを越す大型ドベ)を思い起こさせる暴れ馬、じゃなくて暴れワンコの時とは雲泥の差だ。アップした動画は、山荘駐車場前のスペースで、リード無しで行っているが、散歩コースにあるスキー場の広い草原では、長いリードを使ってガンガン走らせている。やはり、広大な草原で思いっきり走るのは、相当気持ちが良いようだ。良かったねチューちゃん。


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暑い部屋でハアハア言うチュー太郎。パパ何とかしてよという顔

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山に無事帰還。玄関までの坂にハアハア言うパパを心配そうに見るチュー太郎

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10日ぶりに山荘に来て何故かクンクンにおいをかぎまくる

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涼しいリビングにぐっすり眠るチュー太郎

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散歩前後あるいはその途中で調馬索式駈足運動

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「駈足!」の号令で

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ドーベルマンの美しい駈足姿

■【調馬索式駈足運動の動画】■

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走り過ぎたのか借りてきた猫のようにおとなしいチュー太郎

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無人の山奥ではノーリードだが、呼べばいつでも付けられる状態

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しばらくして元気が復活してきたチュー太郎。凶暴ワンコの一本釣り~


 

第117話 OP放送にちと食傷

2012年08月07日 13:51

まあもともとバラエティ番組とかあまり見ないが、チャンネルを開ければオリンピック一色の状態には、もうホトホトうんざりさせられている。特に不味いのはNHKのオリンピックテーマ曲だ。ニュース番組近辺にまであれをやられるから、ひどい時は1日に10回以上聞かされるのではないか。名曲でもそんなに聴かされたらうんざりする。まして駄作でそれをやられるのは、最早拷問だ。今では、あの曲が掛かった瞬間、いや掛かりそうな予感がした瞬間にチャンネルを変えている。


それにしても放送内容も悪い。昔は自国の選手を絶叫して応援するのは、過度なナショナリズムや自国民族優越主義に浸った戦前の反省から、たとえ他国の放送がどうであれ、大人のルールとして紳士的にそれを自制、回避していた。だが今や野放しどころか、むしろそれを競っている有様だ。戦前を反省していた大人たちが次々にお年を召し、他界されていった為だろうか。世代が変わって先祖帰りしたということか。


そもそもオリンピックというのは、世界の選手が一堂に集い、彼らの技を見る為のもの。大会宣言でも「(自国の選手らの)勝ちにこだわってはいけません」と言っていたとおりだ。ところがテレビを見ると、映るのは日本の選手ばかり。新聞の投書でも「外人なんか映すな!そんな時間があったらもっと日本人選手を放送すべきだ」という類の物がいつも出て来る。ある朝刊に載ったこの投書を読んで私は「この人アタマオカシイノ?」と思ったが、国籍に関係なく最高の技を見たいと思う私の頭の方がおかしいのだろうか? たとえば日本人選手が4位入賞したとして、せめてその競技の、金メダルの演技ぐらい「ついでに」放送してもらえないだろうか?


オリンピックの主役というか「花」は、まぎれもなく馬術だ。その人気の高さは、トップクラスの視聴率と観客動員数から明らかだと思う。ちなみに馬術の最終競技ショージャンピング個人決勝は、前は慣例でオリンピックのトリの競技として最終日に(閉会式が派手になるまではメイン会場で閉会式前に!)行われていた。それほどの主役級の競技にもかかわらず日本での放送はほぼゼロ。理由は、「勝てそうな」日本人選手がいないからだ。勝ちにこだわらず、ぜひ放送して欲しいものだ。ちなみに今大会からNHKでは、ネットでこれらを見られるようになった(素晴らしい!)。当然光回線が必要だが、私のau3Gデザリング回線でも、カクカクするがかろうじて見られる。国別団体戦決勝で、劇的な47.27秒というタイムを叩き出した英国スケルトン選手。私よりデブで年寄りに見えるが、まさに神業。英国人だけじゃなく世界中が感動したに違いない。
http://www1.nhk.or.jp/olympic/movie_portal/search/?j=EQ


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山から猛暑の自宅へ来てへばるチュー太郎。


伸び縮みするリードを使ってみた。中々いい

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夕立の後のきれいな虹

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チューちゃん虹だよ~

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近々山に戻る予定。もううんざり。早く山へ帰りたい。