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第28話 ちびっ子をしのぶ歌

2011年03月29日 03:24

私はバッハの音楽がとても好きだ。言い換えればキリスト教の音楽だ。残念な事に私は宗教に疎く、その教義、教えは正直なところ分からないが、それでもキリスト教の音楽には、魂を揺さぶられることが多い。たとえばオケゲム(1410年頃~1497年)の作品など、まだ楽典も未発達な時期の、素朴な音楽だが、深く心に沁みこんでくる。 ・・・ イシュやちびっ子が死んだ時に、心の中に浮かんだ曲がある。モーツアルトの「Ave Verum Corpus」。わずか3分ほどの短い曲だが、私が最も好きな曲のひとつだ。


ちなみに私は、「2つのバイオリンで楽しく」という、この曲のモチーフを使った変奏曲を作って、友人の美人バイオリニスト(第18話に登場する絵の人 )にプレゼントした事がある。さすがモーツアルト、最初この曲の種(モチーフ)を明かしていなかったので、大うけした(彼女も大切な友人のひとりだったが一昨年欧州へ移住してしまった・・・残念)。


「Ave Verum Corpus」の歌詞の意味を調べてみたが、やはりクリスチャンでなければ、本当のところは分からないだろう。しかし、この音楽に魂が揺さぶられることは事実だ。前に生でこの曲の名演を聞いた事がある。感動のあまり、意識が遠くなった事を覚えている。今でもこの曲を聴くと、ちびっ子たちのことが脳裏をよぎる。信者でもないのに厚かましいかもしれないが、私は、これらの名曲を聴いているおかげで、曲が持つその力によって、かなり救われていると思う。偉大な先人達に、感謝したい。  私のこの体験が、大切な家族を失い、悲嘆にくれている方たちに、少しでも参考になれば、と思う。

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「2つのバイオリンで楽しく」は、イシュをしのんで作った曲。いま演奏できる人がいないが、機会があれば紹介したい。


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第27話 5人の死

2011年03月26日 00:18

最近花粉症のせいか涙もろい。
ちびっ子の可愛い写真を見ていると、
ぽろぽろぽろぽろ、涙を抑えられなくなる。
花粉に汚染された目を洗浄するのに都合が良いが、
涙を流すと、流した量に比例して感情も高まるという。
・・・高まり過ぎて、心が痛い。

チューちゃん、
会いたい。ひたすら会いたい。

どこへ行ってしまったのだろう。
天国とやらは、いったいどこにあるのだ。
きみの肌ざわりが、頭から離れない。
まだ私の体中が覚えている。

いつも一緒だった。
いつもべったりだった。
いつも2人っきりだった。
幸せだった。
今から考えれば、夢のような幸せな日々だった。

でも、逝ってしまった。
まだ、たった5歳そこそこの、
可愛い盛りだったのに!

チューちゃん、
ごめんね。
オレに力がなかった為に、
助けられなかった。

苦しそうに息をしていたね。
本当に可哀想だった。
何もしてあげられなかった。

これからオレは、
一人でどうやって生きていけばいいのか。
何を楽しみに。・・・それが謎だ。
ユキも、ロンも、りょう爺も、イシュも、
みんな死んでしまった。
あんなに愛していたのに。
あんなに仲良しだったのに!

とうとう、ひとりになってしまったよ。
寂しいよ

・・・

でも、
人間の責任として、
あいつらを最後まで見送るのが正しいのだ。
オレは、正に責任を果たしたのだ。
そう思おう。

そうだ、俺より確実に長生きしそうなのがいる。
いまドイツに居る怪獣ママゴンだ。
最近メールが来ないが、
元気にしているのだろうか。
久しぶりにメールをしてみよう。

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「パパ抱っこ♪」  「自分で上がっておいで」

bg7 (1)
「よいしょ」

bg7 (2)
「よいしょ、よいしょ」  「がんばれ~~」

bg7 (3)
「よいしょー」  「あとひといき」

bg7 (4)
「ふ~、やっと登れた」  「おお、チューちゃん頑張ったね」

bg7 (5)
「ワタチ疲れた」  「おつかれさん」

bg7 (6)
「グ~スヤスヤ」と、気持ち良さそうに眠るちびっ子。

bg7 (7)
動けずたいへんだが、まんざらでもない。





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ドーベルマンは安全です

2011年03月21日 01:53

一般の方から最も誤解されている犬が、ドーベルマンではないでしょか。大きくて見た目に迫力があるので(特に断耳してある場合)、凶暴で危険な犬種と広く誤解されていますが、ドーベルマンは、たいへん賢く、しかも人懐っこい、安全な犬です。この震災に生き残って、家族を捜すワンちゃん達の映像を見ると、本当に胸が痛みます。その中には、ひょっとしたらドーベルマンもいるかもしれません。もし居たら、どうか危険視せず、普通のワンちゃんと同じように接してほしいと切に願うばかりです。以下の写真を見ていただければ、ドーベルマンがどれほど賢く、人間にフレンドリーか、分かっていただけると思います。


h2w.jpg
注意力があり、利発なドーベルマン(11歳)

h2w (1)
大きくて見た目は怖いが、性格はおとなしい。

h2w (2)
思慮深い落ち着きを感じさせる温和なひとみ。

h2w+(3)_convert_20110321012944.jpg
声をかけたところ。人懐っこく、人の話をしっかり聞いている。

dffe_convert_20110321003052.jpg
こちらは別の若い子(3歳ぐらい)。若くても、とても利発なことが感じていただけるだろうか。





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嫌がらせメール殺到(苦笑)

2011年03月19日 01:55

一生懸命頑張っている自国の首相を、遠慮がちに少し称えただけで、脅迫や嫌がらせのメールがわんさかやってくる、そのメカニズムが私には理解不能だ。そこで今夜は、その中のひとつを紹介し、機械論的に少し洞察してみよう。

表面には出ないよう匿名コメントという手法を使って私に送りつけられてきたこの嫌がらせメールだが、IPアドレスが、本人を特定しやすい携帯電話だ。例えば私がこれを脅迫として刑事告訴し、それで得た送り主の個人情報をもとに、慰謝料支払いの小額訴訟を起こせば、裁判所の令状のもと、ほとんど費用も手間もかけず(印紙代5百円+切手代)この送り主を裁判所まで出頭させる事ができる。つまりこの脅迫メール送信は、少なくない賠償金(慰謝料)を取られ、脅迫罪で前科がつきかねない行為なのだが、そんな事は百も承知で送りつけているのだろうか、あるいは匿名だから何をしてもバレないと思っているのか、まずそこが問題だ。


前者なら、菅総理をほめる事は絶対に許さないという思想犯ということになる。後者ならネット社会でよく見られる類の人物ということだろう。彼の主張はようするに、「おまえはだまって犬の話でもしていろ」ということだが、しかし、そんな事を言われて、「はいわかりました」と普通の感覚の人が言うだろうか?「自分がそう言えば必ず従うはず」と思っているのだろうか?万能感が強くてそう信じているかもしれない。私のブログに対し、「つまらねえな」と乱暴な言葉を浴びせるところからも、自分中心の世界観を持つ自己愛性人格障害を感じられるが、おそらくそういう万能感だけでなく、自分の嫌いな菅氏をほめたことに対する復讐心からくる行動だろう。


こういう事は、匿名ネットの世界だけに留まっているのなら、特に問題ではない。しかし前話で紹介したとおり、メジャーなメディアにまでその悪影響が及んでいることに、私は強い危機感を持つ。粗暴で、自分の気に食わない人(あるいはそれを支持する人々)を、こきおろす、あるいは絶対に許さないという偏狭な頭。前話で登場する陰口男女に代表されるああいう風潮に、いったいいつからこんな社会になってしまったのだと、悲しい気持ちになる。ネットが登場するまでは、こういう事はなかった。あるいは、日本の競争力の源泉だった社員を大切にする伝統的美徳がなくなり、労働者の多くが不安定な非正規雇用で使い捨てにされるようになって以来、民心が荒廃してきたのだろうか。ならば、過度に自己責任論を振りかざす小泉改革以来のそういう風潮に、異議を唱える菅総理が、そういう人々からこき下ろされるのは、何ともいえない歴史的皮肉、笑えないジョークだと思う。


・・てな事を考えながら、節電の暗闇の中、今夜はひとり酒を飲んだ。日本の復興を願いつつ。ちびっ子の幽霊としゃべりながら。ちびっ子は、私が弾くシューベルトの子守唄が大好きだった。ピアノを弾き始めると、生きていた頃のように、私の足元へ来る気がする・・・。 おお、ちびっ子の肖像画が笑っている!!・・・ 

おっと、今日は意地でも「犬の話」はしないぞ~・・・てか。(笑)



不快な放送

2011年03月18日 02:49

極めて不快な放送だった。保守系メディアの、某女性アナウンサーが、うっかりマイクのスイッチを切り損ね、生中継で菅総理を誹謗、嘲笑する声が流れた場面だ。YouTubeにそのシーンが多数アップされているから、今更言い訳はつかないはずだが、当事者達は、ほおかぶりしている。聞いていて私も非常に不快だった。彼女は、いつも菅総理をこき下ろしている人物だが、私は言論の自由を非常に重視しているので、その事について異論は無い。しかし、こういう極端な感情を持って人を評価する姿勢は、公共の電波を使って発信する言論人、あるいは報道機関として、いかがなものか。あまりに低俗と言わざるをえない。




私の前回の投稿で、多くの拍手と励ましのお言葉をいただき、心強い限りだが、反面おかしな珍現象も起きた。このような事は前例が無いのだが、画面右広告欄のスポンサー企業の中に、前回の投稿をしたとたん、契約打ち切りを通告する企業がいた。統計学的に言えば、このような偶然はありえない。普通に考えれば、前回の菅政権を擁護する記事が気に食わなくて、そういう処置に出た、と考えるのが自然だろう。ブログをやっている人ならご存知だろうが、アフェなどは、それを目当てに提灯記事をやっている人以外には、あれを重視している人はいないだろう。ちなみに私が稼いだ額は、総合計で計算上わずか数円、10円にも満たない額だ。クリックは多いが、グーグル等と違いクリックで加算されるわけではなく、大半が購買額の数%というシステムなので、購入が無い限りゼロだ。消すのも寂しいし面倒なので放置しているだけ。こういう企業らの脅しは、全く無意味だよといいたい。


う~~ん、しかし、一部の人や企業には、前回の投稿がそれほど不快だったのか。第三者の立場で、公平に論じたつもりだったのだが。ならばあえて中立の立場を捨てて言おう。今回の菅政権の対応は、今のところ今までの政権では考えられないほど優れていると思う。特に際立っていたのは、昔から隠蔽体質で問題の多かった東電と、その情報を真に受けた多くの原発専門家の楽観論を一喝し、強い危機感で指導力を発揮した点だ。菅氏は理系の名門東工大の出で、反核左派に所属し、原発の危険性を調べつくしてきた専門家といえる経歴を持つ人物だ。今回の事故では、その見識が、無責任に楽観論を唱える東電らを動かす原動力になった。東電幹部らは当初、このような事態になるとは言っていなかった。もしそれを真に受けていたらと思うと、正直ぞっとする。


保守色の強い今の風潮では、菅氏のやる事なすこと気に食わない心情は分かる。しかし現に今、文字通り不眠不休で、総理として必死にこの国難と戦っている状況で、彼のアラを探してケチをつけるより、皆が一丸となるべきではないか、と私は思う。